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英語リスニングが聞き取れない原因と対策|独学でできる最短の上達法

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 英語のリスニング力を伸ばしたいと思っていても、具体的にどうやっていいか分からない。

 巷にはリスニング用の教材が山のように売られているし、その教材(音源)を繰り返し聞けば良いのだろうけども、具体的にそれがどうリスニング力の向上に寄与するのかイマイチピンとこない。まして「音読やシャドーイングをするとリスニング力向上に効果的だよ」と言われると、なぜ自分が発声する音読やシャドーイングが聴く力であるリスニング力に関わってくるのかますます意味がわからない。

 今回はこんな疑問に独学での勉強だけでTOEIC875点を取得した僕が自分なりの回答を出していきたいと思います。

 リスニングはただ漫然と英語の音源を聞いたりシャドーイングをしてもあまり意味がありません。意味がないことはなくリスニング力は向上すると思うのですが、自分の成長を実感する前にモチベーションが下がってしまい、なかなか英語の勉強が続けられなくなってしまいます。しかしリスニング力が向上するメカニズムを知れば確実にスキルは伸びていきますし、また結果が出なくてもモチベーションを保つことができるのです。

 リスニング力向上のためにはやるべきステップがいくつかあるので、順番を追って解説していきます。

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単語を知る

 リスニング力を向上させるためにはまず単語を知らなければなりません。

 よく「文脈から意味を推測せよ」と言われたりしますが、こちらの理解お構い無しに矢継ぎ早に英文が流れてくるリスニングにおいて「文脈から意味を推測する」という時間的猶予はないのです。なのでまずは単語を知らないと(覚えない)と英文を聞き取ることが出来ませんし、文脈から推測だの何だの言っている暇があれば最初から単語を覚えたほうが早いでしょう。

 

リエゾン(リンキング)について学ぶ

 単語を覚えたあとはリエゾン(リンキング)のパターンを覚える必要があります。

 リエゾンとは単語の並び方によって英語の音が変わるもので、分かりやすいところで言えば「talk abou(トーカバウト)」「in it(イニット)」などがあります。こちらは色んな英文を聴いてパターンをひとつひとつ覚えていくしかありません。

 

英文を聴いただけで自動的にイメージが浮かぶまで反復練習する

 リスニングは基本的に「聴いたら勝手に意味が頭に浮かぶアクティビティ」です。リスニングをしている最中に「意味を考える」ということは出来ません。なので英文を聴いただけで意味が勝手に浮かぶようにしなければなりません。そのためにやるべきことがあります。

  • すべての単語の意味が分かっている英文を用意する
  • 日本語訳もすべて頭に入れておく
  • 英文を何回も聞きつつ、同時に日本語訳もイメージする
  • 同じ英文をひたすら聴きつつ音読やシャドーイングもしてさらに英文を頭に定着させる

 こういった反復練習をしていると最初は英文→日本語訳→イメージという手順で処理していたプロセスが段々と英文→イメージになってきます。こうして「聴けば勝手にイメージが湧いてくる英文」のストックを少しずつ増やしていくのです。

 音読やシャドーイングがリスニング力の向上に有効というのも自分で発生すれば英文が頭に残るようになり、より英文からイメージが浮かびやすくなるからなのです。

 

文脈を覚える

 聴けばイメージが湧いてくる英文のストックを増やしていくと英語の「文脈」が分かるようになってきます。

 例えば日本語で「その警察官は警戒中の民家から怪しい男が(  )来るのを目撃した」という文章が合った場合、括弧に入るのは9割方「出て」になるでしょう。もし他に当てはまるものがあってもせいぜい2~3パターンぐらいだと思います。

 このように日本語でも英語でも「こういった文章の流れなら、こういう言い方にしかならない」という文脈があり、その文脈が分かれば多少リスニングで聴き取りが出来なくても大意が推測できるようになるのです。

 我々日本人も他人の話す日本語を100%一単語も漏らすことなく聞き取れているかというとそんなこともなく、せいぜい70%ぐらいしか聴けていないでしょう。英語も同様に100%完全に聴き取るというのは無理なので、どこかで文脈を意識する必要があります。

 

どのような教材を使えばよいのか

 リスニング教材は何でも良いと思います。しいていえば英文のすぐ下か隣のページぐらいに日本語訳が載っていて、すぐ英文の意味が確認できるものが最適かと。

 僕自身リスニング教材としてはTOEICの模試本が一番適しているのではないかなと思っています。一番プレーンな英語を話してくれますし、聴いている内容がそのままTOEICの試験対策になるので。

 ここでひとつ気にしておきたいのは、リスニング力を向上させるためには、すべての英単語とその日本語訳が理解できているものを繰り返し聴くということです。英文も日本語訳も分かっていない洋楽や映画を繰り返し見聞きしていても気分転換には良いかもしれませんが、スキルの向上には全く寄与しないので注意が必要です。

 

 リスニングに限らず英語は筋トレと同じでコツコツ積み上げていくアクティビティです。

 筋トレと同じでコツコツ積み上げていくしかないけれども間違ったやり方をしているといつまで経っても成果が出ません。まずは正しいやり方や効果が出るメカニズムを知って、回り道してしまうことなく成果を出していきましょう!



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