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フィリピン語学留学

留学に行って1年が経過してからの振り返り【留学は成功だったのか?】

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 2024年9月にフィリピン(セブ島)に語学留学に行ってから早一年。

 フィリピンから帰国後、英語に関係するブログ記事は書きつつも、留学から今に至るまでを総括する記事は書けていませんでした。

 留学に行きつつも現在では英語を使う機会はほとんどありませんが、それでも留学に行ってよかったなと思います。

 今回は帰国後から現在に至るまでを振り返った記事を書いていきたいと思います。

この記事の筆者

・30代組み込み系エンジニア
・技術者としてのキャリアの伸び悩みを感じ、会社を退職
・2024年9月から3ヶ月間フィリピン(セブ)で英語留学を実施
 ・一人部屋
 ・1日計6コマ
  ・マンツーマン:4コマ
  ・グループレッスン:2コマ

留学の目的

 本職であるエンジニアリング(プログラミング)スキル以外で稼げる武器を身に着けたかったから、というのが留学に向かった理由です。

 僕は元々文系出身で、そこから20代後半からエンジニアに転身をしました。当初から大手メーカーへの転職で年収大幅アップを目指しており、様々な資格を取ったり、現場でもチームの生産性向上に尽力したり、はたまた転職の面接ではパワポを用いてプレゼンを行うなど、最終的にはメーカーに潜り込み高収入を得ることが出来ました。しかし時間が経つにつれ、IT業界における自分の限界のようなものが見えてきました。

 メーカーに潜り込んで分かったのですが、Fラン文系私立大学出身の自分はやはり国立大の理系学部を出た人間には勝てません。自分が10言われてやっと1理解するところを、彼らは1を聞いて10理解してしまうのです。

 これから自分も40年近く働き続ける中で、どうせ働くのであれば自分が活躍できるフィールドで仕事がしたいものです。常に劣等感を抱えながら仕事をこなしていくのは誰も幸せにならないと思ったのです。

 真正面からエンジニアとしてのキャリアを積んでいっても突き抜けることは出来ない。それであれば軸を一本ずらしたところから勝負をかけなければ、この先自分が活躍できる未来はありません。

 今のIT業界で必要とされていて、他がまだ真剣に着手しておらず、自分でも勝算のあるスキル。それが英語だったのです。

 英語であれば以前真剣に勉強したこともあり、TOEICで875点を取得しています。英語であればIT業界に限らずどこのフィールドでも必要とされ、かつ、自分にも勝算があります。既にTOEICでハイスコアを取得していて痛感したのですが、日本で1日1時間程度コツコツと勉強していても、読み聞きはできるようになっても話すことは非常に難しいのです。

 更に留学をしてある程度の期間海外に滞在すれば、転職の面接でも「私はフィリピンに3ヶ月滞在したことがあり、かつ、英語も問題なく話せます。また英語が公用語の国であれば世界のどこでも出張に行くことが可能です」と言えると考えたのです。

 

留学に行って知った自分の限界

 留学に行って現地の語学学校でどのような勉強をしていたかは1週間毎ブログにまとめているので過去記事を見てほしいのですが、いざ留学に行ってみると2つの面から自分の限界を知ることとなりました。

 

語学力の問題

 自分の場合は基礎学力があったのと、現地でも死ぬ物狂いで勉強をしたので、日常会話であれば問題なく話せるようになりました。しかし「日常会話」と「ビジネス英会話」の間にはとてつもなく大きな差があると痛感し、とても海外で働けるビジョンが見えませんでした。

 海外に旅行に行ったり、オンライン英会話で相手がウェルカムな状態で話をする限りでは何も問題はないでしょう。しかしビジネスの場で英語で喧々諤々の議論ができるかと言えばかなり難しいと感じました。

 

日本人としての自分の性質の問題

 留学に行って色んな人種と出会ってみて思うのは、良くも悪くも日本人はとても特殊な性質を持っているということです。特に感じるところは「責任感」の問題です。

 例えば日本人は他人と一緒に行動していても、相手に迷惑をかけることがあれば即座に謝りますし、そもそも「他人に迷惑をかけないようにしよう」という意識があります。ところが日本人以外の多くは「自分も迷惑をかけられるのだから、相手に迷惑をかけてもいいだろう」という性質があるように思えます。

 これはどちらが良い悪いという問題でもないのですが、例えば学校で共有のスペースがあったとしても日本人はゴミを捨てていかないですし、なんなら自分が汚したわけでもない机などを綺麗にして帰ります。ところが外国人の場合は平気でゴミを捨てていきます。

 日本人と外国人の性質の違いを挙げていくとキリが無いですし、昨今こういったトピックは語るのが憚られるのでこれぐらいにしておきますが、現実に外国人を目の前にして「一緒に働くのは非常に難しいだろうな」と感じてしまいました。責任感の度合いが違う外国人と一緒にやっていっても、円滑に業務を進められるイメージがつきません。

 特に自分がいた学校には中東系の生徒が多くいましたが、彼らはおしなべてアクが強い。英語が下手で、おそらく自身でも何を言っているか分かっていないと思うのですが、それでも自分の主張をガンガンに押し通してくるのです。こうした押しの強い人間たちを見ていると「自分は英語を使って彼らに勝てるわけがないよなぁ」と思ってしまうのです。

 

結論としては留学に行って正解だった

 帰国後はフリーランスのエンジニアとして仕事をしており、現場で英語は一切使用していません。周りから「せっかく留学に行ったのにちょっともったいなくない?」と言われることもありますが、自分としては留学に行っただけの元は取れたと思っています。

 そもそも留学の費用もNVIDIA株の利益で全額賄えてしまえましたし、留学先でちゃんと勉強していたことも評価されてフリーランスとして高単価案件を獲得することが出来ました。年収も大幅に増えたので金銭的にはプラスなのと、何よりも人生経験として大変有意義な体験をすることが出来ました。

 いくら現地の語学学校に行っても、やはり語学力を伸ばしたいのであれば机に向かってゴリゴリと勉強をしないといけないと痛感しましたし、自分が英語を使ってのビジネスには向いていないと悟ることが出来ました。一発逆転の道はなく、地道にやるしかないと気づくことが出来たのは人生にとって大きな収穫です。

 もしここで留学に行けていなかったらこの先の人生ずっと「留学に行ってガツンと英語力を伸ばせたら、俺の人生も違ったものになったかもなぁ」と思っていたことでしょう。

 

自己投資は裏切らない

 とはいえフィリピンからの帰国後、僕はある種の燃え尽き症候群に陥っていました。8年前に事務職からエンジニアに転身をして、そこから毎日何かしらの勉強をして年収アップを狙っていたのですが、ここに来て目標がなくなってしまったのです。

 今までは「こういう勉強をしたり経験を積んでいってキャリアを充実させていけば年収を上げられるだろう」と計画を立て、実行に移していたのですが、年収も現在のもので満足ですし、何よりも「こうすれば年収をもっと上げられるだろう」というスキームが立てづらくなってしまったんですよね。

 どうすれば年収を上げられるか分からない中で細々と英語やプログラミングの勉強はしていましたが、それでも昔に比べてモチベーションは非常に低くなってしまいました。

 ところが先日、本当に何の気なしにオンライン英会話であるレアジョブを久々に再開しました。すると思った以上にスラスラと英語を話すことができ、また講師とコミュニケーションを取るのが非常に楽しかったのです。

 今まで英語はあくまでも年収を上げるためのツールでしかありませんでしたが、年収を上げるというフレームから外れてみると純粋に英語を話すのが楽しかったんですよね。

 それと同時にコロナ禍で始めた旧NISAが5年で満期になるとお知らせが来て、まとまったキャッシュが手元に転がり込んできました。あのとき「もういい歳なんだから、お金のことを勉強するか」と何気なく始めたNISA。当時よく分からずFANG+という銘柄に50万円ほど費やしていましたが、現在では倍の100万円以上になりました。

 今までの人生、色々な自己投資をしてきましたが、長い目で見るとどれも一銭の損どころか大きなリターンとなって返ってきていることに気づきました。それこそ投資も倍以上のリターンになっているし、昔に通っていたプログラミングスクールも今では問題なくエンジニアとして活躍できている。本職とは全く関係がなかったものの、なんとなく「面白そうだから」という理由で勉強したFP3級/簿記3級もフリーランスとしての独立を後押ししてくれました。

 久々に英語を再開したからかWebページの広告に英会話スクールが出てきまして、グループレッスンであれば格安で通えると知りました。それを見て僕は「グループレッスンに行けば勉強のモチベーションも保てて良いんじゃないか」と思いました。

 別に英語に対して何か数値的な目標があるわけではありませんが、それでも勉強は続けておきたいなと。これからの時代、英語が話せることは必須になってきますし、また必須になってから勉強しているようでは取り残されてしまいます。なので事前に勉強しておいて、英語が必要になったときにはペラペラと話せるようにしておきたいのです。

 自己投資をしておいて損することはありませんからね。

 

 ここのところ人生の目標がなくて退屈な感じがありましたが、新たな目標と言うか挑戦できることができてワクワクしています。

 細々とでも勉強を続けていると何かしら新しいことにチャレンジしたくなってくるものなので、とりあえず続けるということが大切ですね!



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