無職半年の覚悟と挑戦：30代エンジニアが選んだフィリピン留学

　さて、今年2024年の秋にフィリピンに英語の語学留学に行くと決めて各種申込みも完了し、日本から旅立つまで残り3ヶ月を切りました。仕事を辞めて留学に発つので、再就職するまでの期間は無職となります。留学自体に3ヶ月、帰国後の就職活動から勤務開始まで含めると退職から半年は無職になるかと考えており、諸々の生活費や税金などは計算し、その覚悟はしておりました。

　そして昨日、帰国後のプランをより明確にしようとやるべきこと(アクションアイテム)一覧をガントチャートにして、いつまでに何をすべきか可視化したのです。

　そうするとひとつ分かったことがあります。

個人情報保護のためボカシをかけました。(これだと訳が分からないとは思いますが…)

　うん、ガントチャートにして半年間無職やるのを可視化するとなかなかキツイものがある。
　しかもワシの場合、30歳超えとるでね。

　30歳も超えたいい年したオッサンが半年間もキャリアに穴を開けるのはかなり厳しい。昨日の夕方ぐらいにガントチャートを作ったのですが、丸一日「俺30歳超えているのに本当に半年も無職やるの！？」と憂鬱になりました。自分でした決断なのに。

　そんなことを考えながら色々と考えを巡らしてはいたのですが、やっぱり何度考えても「やっぱ留学に行くしかないよな」という考えに行き着きました。

　無職になって無収入になる怖さや、働き盛りのこの年齢でキャリアに穴を空けて次にまともなところに就職できなかったらどうしようという恐怖はあります。あるというか、ものすごく怖くてガッタガタ震えてます。けれども無収入やキャリアの中断を恐れて、退職と留学を取りやめにしてこのまま漫然と働いていたっていいことなんてなにもないんですよね。

　僕は社会人になってから散々サラリーマンに向いていないと痛感しました。仕事自体は好きだし、長時間労働にも耐えれる方ですが、お人好しが高じて他人の仕事をホイホイと引き受けてしまうし、上からの無茶な要求に応じてしまうのでストレスが絶えません。

　まずは留学に行って英語力というビジネスパーソンとして商品になるコアスキルを身につける。帰国後はネットビジネスをやって、自分で稼ぐチャネルを作る。その後はフリーランスとして実装スキルが身につく現場に入って、組み込みエンジニアとしてのキャリアを確固たるものにする。(勤務時間には気をつけながら)

　エンジニアの仕事は好きだし、一生続けていきたいと思っていますが、他人から無茶な要求が来ても「僕はどこでも稼げるので、そんな無茶な要求を通そうとするなら辞めますよ？」と言えるようになります。また自分の理想の働き方として、ちょっと眠れない夜には深夜のマクドナルドにPC一台を持っていって、そこで仕事をしたいと思っています。

　もちろん今回の退職と留学が良い方向に転ばないかも知れません。でも自分の人生を振り返ってみても、やって後悔したことってほとんどないんですよね。やらずに後悔したことは山ほどやりますが。やって駄目なら駄目で、また別の道が拓けるだけだし、そのときは「俺はフリーランスとして仕事をしようとしてダメだったから、愚直にサラリーマンやるか！」と素直な気持ちで仕事ができると思います。

　この決断には多くのリスクが伴いますが、それでも挑戦しなければ得られないものがあります。自分の可能性を信じ、これからの半年間を全力で駆け抜けたいと思います！