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体験談 考え方

1ヶ月の内にNVIDIA個別株で+50万円儲けたけど、投資は辞めようと思った理由

 2か月前の記事の中で「将来のキャリアを考えたときに今の仕事は積んでるなー。フィリピンだと格安で英語留学ができるから、フィリピン留学で英語を使えるようにして、キャリアの幅を広げようかな」などつぶやいていましたが、留学費用である50万円を工面しようと個別株に挑戦していました。

 そこで「一生一緒にNVIDIA♪」といった具合にNVIDIAに全ツッパしたところ、株価の急騰・暴落はありながらも1ヶ月で50万円の利益が出て、無事目標金額を達成しました。

 デイトレーダーをやっているわけでもない一介のFラン私立キラキラ文系学部卒サラリーマンが1ヶ月でそれだけの利益を出せるのは十分にすごいことかとは思いますが、僕は「これ以上個別株をやることはないかな」と考えるに至りました。

 ではなぜそれなりの結果を出した僕が個別株投資を止めるに至ったのか、今回はそこについてまとめたいと思います。

僕がNVIDIAに投資した理由

 まずなぜ僕がNVIDIAに投資したかと言うと、以下の通りとなります。

  • 留学のためにお金を稼ぎたかった
  • 投資信託をずっとやっていたので、個別株に挑戦してみたかった
  • 今後円安が進みそうなので、米国のホットな企業でやってみたかった

 正直言うと個別株に挑戦してみたいという気持ち一直線で、NVIDIAでなくてもどこでも良かったんですよね。TwitterでもNVIDIA株の話題はそういう界隈をフォローしているわけでもないのに毎日ツイートが流れてきますし、AI方面も少なくとも直近1年2年は縮小するとは思えなかった。NVIDIA株を買ってからの後追い的な話ではありますが、自分がChatGPTを触ってみたところ、AIのあまりの性能の凄さに驚いてしまい「こりゃAIは絶対伸びるぞ」と数株追加購入もしてしまいました。

 僕が最初に買ったのは決算直前のスポット的に値下がりした合間の700ドルで運良く買え、その後はずっと右肩上がりに株価が上がっていきます。あまりに上昇スピードが早すぎて「あ、追加で買うなら早く買わなきゃ!」と慌てて買ったところ960ドルからわずか3時間で860ドルに暴落するという事件もありました。

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 とはいえニュースを見ていてもNVIDIA株がこれ以上下がり続けるとも思えなかったので「まぁ多少の増減は繰り返しつつも、株価は伸びていくだろう」とホールドしていたら、結局2週間もしない内に元通りとなり、無事+50万円を達成することが出来たのです。

 

個別株はワリが悪い

 1ヶ月という短期間で会社員収入を上回るような利益を出しながらも、僕が感じたのはこれです。個別株は専業デイトレーダーならともかく、会社員が片手間で短期で利益を出そうとするならばトータルで見るとなんやかんやワリが悪い。

 NVIDIAに投資してからというもの、何かっていうと仕事の合間でも株価を見てしまうし、色々勉強もしないといけないってことで多分この一ヶ月でスキマ100時間ぐらいは株に時間を費やしてしまったんではないですかね。

 まず株をやるからにはとデイトレードの記事をGoogleで読み漁ってみたり、YouTube動画を見たり、BOOKOFFで本を買ってみたりと、まぁそれなりに勉強はしてみました。

 株価が下がった時に利益を出せる空売りをできるようにするために信用取引口座も開設しました。申請を出す前は「個別株の取引実績が少ないと電話で審査される可能性がある」とも聞いていたので必死に信用取引についても勉強しましたが、ついぞ電話が来ることもなく翌営業日ぐらいでスルッと口座も開設されてしまいました。まぁ信用取引はやる前に利益を出せてしまったのでやらずじまいになりましたが

 ですが今回たまたま利益が出ただけで、僕みたいなFラン私立文系キラキラ学部卒の人間が頑張って勉強したところで相場なんて読めないですし、NVIDIAの個別株なんかに資金を入れずに、最初から全額S&P500に入れていれば留学費用は余裕で賄えたんですよねぇ。

 いや、余裕で賄えたはさすがに言いすぎですが、個別株をやるのに費やした時間や労力をすべて勘案するとトータルではS&P500に突っ込んでおいたほうが労力的にも心理的にも得というか。

 今回のNVIDIAで言えば一日で100ドルも暴落したときは別にそこでマイナスが出たわけでもないのになんか損をした気になったし、一時は損切り的に利確しようともしましたが、これが損切りってなかなか出来ないんですよねぇ。たまにニコニコ動画やYouTubeでデイトレーダーが大損こいてしまう動画が流れてきますが、実際に自分が同じ状況になるとほんとにあんな感じになっちゃうんですよね。もうずっと「あぁ… ワぁ…」とちいかわみたいになっちゃいます。

 上がったら上がったですぐ利確したくなるし、利確したら利確したでその後株価が上がっているのを見ると「売らなければよかった」とそれはそれで損した気分になるんですから救いようがないっていう。

 

でも投資をして色々と楽しかったし勉強にもなった

 結局留学費用はNVIDIAの通常の株取引(現物買い)で賄えてしまえたのですが、せっかく信用口座を開けたので、株価が下がったときにも利益が出せる"空売り"にもつい昨日挑戦してみました。

 国内のとあるIT企業が数週間前に新製品を出したものの売れ行きが良くないとのことで株価がジリジリと下がっていたのですが、トドメ的に「会社の経営がヤベェ」というニュースが出たので「これは空売りの千載一遇のチャンス!」とばかりにやってみました。そうしたら買った瞬間「スーッ」と株価が上がっていくんですね。「えっ、好材料なんかなにもないのになんで株価上がるの!!??」なんて思っていると、どうやら僕と同じく空売りをしようとする人が大量に出たらしく、そのせいで株価が上がってしまったそうなんですねぇ。

 はぁ、株の動きは本当に読めない。

 でもNVIDIAの現物買いをしても、とあるIT企業の空売りをしてみると、やっぱり色々と勉強するようになるんですよね。株価が上がったり下がったりしたら、それだけ「なぜ上がったのか」「下がったのか」を調べたくなりますし、その過程でいろんな経済ニュースを嫌でも取り込むことになってしまいます。

 株自体もチャートやらロウソク足、板読みなど、なんとなく知っておきたいなと思ったことは一通り勉強できたので、個別株はやらないと決めたあとでも何かニュースがあれば株価を見に行ったりして、それはそれで楽しんでいます。僕は今まで特に趣味もなく、趣味がないのが悩みだったのですが、個別株をやってみてそれなりに毎日ニュースをチェックしたりして生活に彩りが出た気がします。

 個別株は今後趣味程度に、どこかの企業が莫大な利益を上げたときなどでスポット的に参入して小銭を稼ぐ程度にしたいと思います。

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