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勉強記録

怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を6年続けてみた

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これまでの経緯

  • 新卒で就いた事務職がブラックで、人生行き詰まる
  • スキル次第で年収を上げられるエンジニアに転身

-------------勉強開始・ブログ開設-------------

  • 本職である組み込み系エンジニアの勉強をする
  • 本職とは別にフリーランスで仕事が請けやすそうなWeb系の勉強も開始

-------------勉強を1年継続-------------

  • スキルがある程度身につき、一度転職を試みるも見事に心が折れる

-------------勉強を2年継続-------------

  • 会社を説得しプログラミングスクールに通わせてもらい、電子工作ができるようになる
  • MOS Excel2016/VBAエキスパート/TOEIC875点の取得に成功

-------------勉強を3年継続-------------

  • 転職の面接でおもむろにパワポを出し、自身の経歴・スキルをプレゼン
  • 大手企業から内定が出て、当初の目標通り年収150万円アップを達成

-------------勉強を4年継続-------------

  • 転職に成功したことから、まずは目の前の仕事を頑張ることにする
  • 見識を広めるために簿記3級を取得する

-------------勉強を5年継続-------------

  • FP3級を取得する
  • 基本情報技術者試験に合格する(前回)

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前回記事
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怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を5年続けてみた

 さて、今年も恒例の振り返りの季節がやってまいりました。  半年に一度の振り返りとして書いてきたこのシリーズも前回で一旦の区切りとはしていたものの、1日1時間(程度)の勉強自体は継続していました。しか ...

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人生で一番働いた

 さて、今回『怠け者サラリーマン』シリーズの6年目の記事を書こうとしたら、今年度は本当に仕事一色で特に目新しいことにチャレンジしていないので、書くことがなくてちょっと困ってしまいました。強いて言えば応用情報にトライしましたが不合格となり、来週2024年4月21日(日)に再度チャレンジするわけですが、足掛け1年半も勉強を続けていることになります。

 2023年度は仕事が本格稼働してきて、とてもプライベートで勉強している暇がなくなり、モチベーションもかなり低い状態にありました。年間の勉強時間も287時間と300時間を割り込み、記事のタイトルである「1日1時間勉強を継続」とは言い難い状態に。今までは「この低い年収をなんとかしたい!」という明確な目標もあり、それに向けてプログラミングスクールに通ったりTOEICに挑戦したりしていましたが、転職も成功して前々からやりたかった簿記3級/FP3級/基本情報を取ってみるといよいよ次なる目標がなくなってしまったのです。

リーダー業務が本格稼働した

 今の会社に入社してからずっとイチ担当者として実務をこなしていましたが、今年度からリーダー業務を任されるようになりました。

 ずっとイチ担当者として仕事をしていたとはいえ、仕事の全体像は把握できていない状態でいきなり新規機能てんこ盛りなプロジェクトにアサインされてしまったのです。毎日が「えっ、そんな業務あるの?」の連続で、対応が漏れてしまっている業務の依頼を協力会社さんに後出し的に依頼するのは心が非常に苦しかったです。周りの上司・先輩も自分の業務でいっぱいいっぱいで、フォローもほぼなく、他部署から怒られて初めて自チームの業務が漏れていることに気づく始末。

 リーダーの自分がそんな状態ですからプロジェクトが始まった当初は協力会社さんたちから白い目で観られていました。「これ、どう対応します?」と聞かれても実務が分かっていないから回答しようがないんですよ。それに僕が業務に対する知識不足で威厳がないこともあって協力会社さんも真剣に仕事をせず、定時になったらタスクが終わっていないのに勝手に帰ってしまう始末。まぁこれに関しては開発の中盤でしっかりと叱ったら改善されましたが。

 仕事の全体像が分かっていないからスケジュールも引けないし、追加で仕様はどんどん変更されるし、お客さんから「いつ終わるんですか?」と言われても答えられず地獄のような進捗確認の日々を過ごしていました。特に納期間近で業務負荷が高くなったところで実務をやっている協力会社さんが決められたチェック手順をうっかり飛ばして不具合を織り込んでしまうという事態が発生して、これの客先報告もほんと辛かったですね。忙しいときに報告資料を作らないといけないし、「うっかり手順を飛ばしちゃう」って対策を立てられないんですよね。

9時23時がデフォルト

 後半の方となると仕事も9時23時がデフォルトで、帰ってからもリモートでPCを起動して仕事をやる始末でした。直近半年は一日も有給が取れない状況で、土曜日も高確率で出勤しました。休日出勤していないときはあまりの疲労で夕方6時ぐらいまでベッドから起きれませんでしたもんね。日曜は昼過ぎから仕事をして週明けに客先に進捗を説明しないといけないけれども、その資料が深夜になっても出来上がらず胃がキリキリ。

 でもなんとかこの4月で無事納入を果たし、仕事も一段落しました。かなり荒療治ではありましたが、いきなりリーダー業務をやったおかげで仕事の全体像は非常によく理解できたと思います。

 

自分のキャリアを見つめ直した

 一年激務を経験してみて、自分のキャリアを嫌でも見つめ直すことになりました。

 今回僕は独身だし、会社と家が近いからなんとかなりましたが、一生これをやるのは無理だなと痛感しました。特に結婚して子供も生まれたあとでこの働き方をしていたら子どものライフイベントには立ち会えないし、今の時代こんな働き方に理解を示してくれる子なんていないでしょう。

 転職も考えましたが、そもそも僕自身が長時間労働を拒否できるようにならないといけないよなと気づきました。同じ会社内でも残業を拒否できている人間もいるわけで、拒否の仕方を覚えないことにはどこにいっても同じというか、運ゲーにしかならない。

 ではなぜ僕が長時間労働を拒否できないかというと、つまるところ「エンジニアとして俺はどこででもやっていけるんだぜ?」という確固たるスキルや自信がないからなんですよね。Fラン文系私立大学卒から錯覚資産でここまでごまかしごまかしやってきましたが、もう通用しない。自信がないから嫌われる勇気もなくリーダー業務をやっていても、自分の下の子達にスパッと指示が出せない。

 そんなことを思い悩んでいた矢先、ちょうど同時にフリーランスとして仕事をしている友人二人に会う機会がありました。彼らは別々に会いましたが、二人共業務量はそれなりに多いもののすごい笑顔で「自分の裁量で仕事ができるからすごい楽しいよ」と言っていたのが印象的でした。

 自分は今いる会社が中途半端に大きいために、仕事をすると言っても実務は協力会社さんに任せており、プロパーはあくまで日程管理のみしている状況です。それゆえにこのまま目の前の仕事を続けていても調整能力は向上したとしてもエンジニアとしての地力はつかないのです。一生この会社で同じような仕事を続けられるのであれば問題ないかもしれませんが、直近の労働量であるとか、万が一今のプロジェクトが解体されることになったらエンジニアとしては中身が空のオジサンが出来上がるだけです。

 このまま将来のキャリアに不安を抱えたまま仕事を続けていてもよいのだろうか。

 

フィリピン留学に行くのはどうだろうか

 仕事が一段落したときに、ふと自分の銀行口座の残高を確認しました。それまで仕事があまりにも忙しく口座残高すら見る暇もなく、お金を使う機会といえば多忙な中でも唯一できる楽しみということで高級な入浴剤を買うことぐらいでした。僕はなんとなく口座を3つに分けて分散させて貯金していたのですが、それを今回1本化してみたところとんでもねぇ額貯まっていることに気づいたのです。

 といってもあくまでも独身男性がちょっと小銭持ってるぐらいの額ですが、この額を見たときに「キャリアにも行き詰まってる独身趣味なし男性が無駄に金貯めてても仕方ないよなぁ」と思い至り、

 フィリピンに英語留学に行くのはどうだろう

 と、とあるアイデアが頭に浮かんだのです。

 というのも僕は前の会社から今の会社に入社する際の有給消化1ヶ月で本当はフィリピンに英語留学に行きたかったのですが、当時はコロナの真っ盛りの時期で、国内旅行ですらはばかられる時流だったので断念していたんですね。英語であればどこの企業でも欲しがっているスキルで、現在の僕であればTOEIC860点を超えているので勝率は高い。フィリピン留学であれば50万円ちょいで勉強できてしまうし、行かない手はありません。

 「何か一つ確固たるスキルを身に着けたいから」という曖昧な理由で、留学を終えたあとのプランも正直そこまであるわけではありません。典型的な「30代でビジネスキャリアに行き詰まってヤケクソで留学に行くオッサン」そのものではありますが、このまま今の会社に残って漫然と働けるヴィジョンが湧かないんですよね。

 とりあえず留学に行ってみて英語を自由に話せるようになって、帰国後はとりあえず前々から受けたかった名古屋のグローバル企業があるので、そこを一通りチャレンジしてみたいなと思います。ダメだったらダメでフリーランスとしてエンジニアの仕事でもしようかな、と。とりあえず挑戦してみてダメだったらそれはそれで新しい作戦も思いつくでしょう。僕の人生、ずっとそんな感じですからね。

 

勉強すると人生で得をする

 フィリピンに英語留学に行くことを思いついたのは2ヶ月前で、ブログにも記事を書いていましたが、実は学費の足しにするためにNVIDIAの個別株に挑戦していました。で、しかもそれがトントン拍子に値上がりして、結局1ヶ月で50万円も稼げてしまいました

 僕は本業とは全く関係なく興味本位で「マネーリテラシー高めたいからFP3級勉強しよー」とFP3級を取っていたのですが、そこからNISAを始めていたんですよね。NISAも満枠埋めてしまって欲が出た僕は、前々からやってみたかった個別株に挑戦したのです。

 NISAを始めるときも「損したくねーなー」と心臓がバクバク状態で課金していましたが、個別株もNISAの時以上に緊張しました。その後NVIDIA株価の急騰・暴落などありましたが、本当に運が良く学費分を稼ぐことができてしまいました。

 最近本当に痛感するのですが、勉強をすると人生で得をします。つい5~6年前までは投資信託に関しても「えっ、投資なんて損する可能性があるから絶対嫌だよ!」なんて思って深くシステムを知る前に目の前からシャットアウトしていましたが、FP3級に挑戦して仕組みやそうそう損をすることがないと分かると廃課金し、今では資産を+30%も増やすことができました。まぁこれはコロナ直前という投資をするタイミングが良かったのと、今は市場がバブル感もあるので数字としてはもう少し落ち着いてくるかと思いますが。

 それでも今までは知らないからと言ってなんとなく避けていた投資も、やり方次第では安全に資産を増やすことができます。それに今の仕事を退職してフィリピンに留学に行きたいというのも、FP3級で会社を辞めたらどんな手続が必要か大枠分かっているからこそ挑戦したいと思えるようになったんですよね。これがもしFP3級をやっていなかったらきっと「退職したあとの生活が不安だから仕事辞めれないよぉ」とウジウジしていたと思います。ほんと、勉強ってやるもんですね。

 

 冒頭でも書いた通り、この一年は特に目標もなく非常にモチベーションが低い期間でありました。

 けれどもフィリピン留学に行くと決めてからは色んな調査をしたりなど、活動的になってきて毎日が楽しい状態になってきました。なんというか、久々にワクワクできることに出会えたんですよね。

 正直考えも浅いチャレンジですが、失敗したとしてもそれはそれで何かしら次の一手が見えてくるはずなので、いっちょやってやるかという気分です!



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