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体験談 勉強記録

【シリーズ完結】怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を4年続けてみた

 気づけば早いもので、半年ごとの勉強記録のまとめとして報告する『怠け者サラリーマン』シリーズも4年の月日が経ちました。当初の目標であった「大手企業に転職して年収を150万円アップさせる」についてはシリーズ開始3年で奇跡的に達成し、そこから1年が経過。
 転職直後は慌ただしい日々を送っていましたが最近やっと落ち着きつつあります。

 そして今回4年の節目で一旦この1日1時間勉強のノルマについては完結ということにしようと思います。

前回記事
study-three-and-a-half-years
怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を3年と半年続けてみた

 今まで勉強などロクにしてこなかった怠け者サラリーマンが大幅な年収アップのために一念発起し、仕事が終われば毎日最低1時間以上勉強を継続。3年にも及ぶ勉強生活の末、当初の目標通り転職により年収150万円 ...

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この4年間でできるようになったこと

  • C言語による組み込み系開発
  • Arduinoを使用した電子工作
  • TOEIC875点の英語力
  • VBAによる業務の効率化
  • 簿記3級取得
  • 最低週イチ以上のジム通い
  • 1日1時間勉強の習慣化(4年で合計約2000時間の勉強量)
  • ブログ250記事更新

 シリーズを始めた当初は僕も未経験から組み込み系エンジニアに転身したばかりのいわゆる "駆け出しエンジニア" で、自分に誇れるものなど何もありませんでした。それでも1日1時間の勉強という無理のない範囲で努力を続けていった結果、多少なりとも他人に語れるような実績を身につけることができました。

 今では大手の企業にも就職でき、心にだいぶ余裕ができました。全自動の風呂が付いている家に住み、家電も一通り揃えました。中古ですが車も買いましたし、ビートたけし的な意味での "おねえちゃん" もできて、直近の生活で致命的な不満はなくなりました。…今の業務の労働時間がクソ長いという点を除いては。

 4年前まではコンビニで100円のハイチュウを買うの買わないので30分は迷ってましたし、そんな状態ですから新しい女の子との出会いがあっても「今の俺の年収を知ったらどうせ嫌いになるんだろうな…」と思い自分から踏み出すこともままなりませんでした。それが今では女の子を連れてサイゼリヤで一番高いリブステーキもスパッと注文できるぐらいになりましたので、頑張った甲斐があるというものです。

 

習慣化が苦じゃなくなった

 転職してからというもの、本職があまりにも忙しすぎて残業が45時間を超えることも珍しくないのですが、それでも毎日勉強したりジムに行ったり、休みにはブログを書いたりするのも苦しいとは思わなくなりました。むしろ楽しい。

 4年に渡る勉強や運動習慣で成功体験が身についたのと、ブログで定期的に自分の行動を振り返っていると「新しい物事に挑戦して、失敗したところで学びがある」ということがガッチリと体感できているんですよね。

 このブログも一番最初の記事では「副業でWeb系開発もやりたい!」なんて言って、その後プログラミングスクールであるTechAcademyに20万円も受講料を払って結局挫折してしまっているのですが、挫折したとはいえ挑戦した結果「俺はデザインスキルが必要になってくるWeb系には向いてねぇ!! ちゃんと本業の組み込みと向かい合ったほうが良さそうだわ」と気付き、組み込みの勉強に集中できるようになったという経緯があります。

 こういう経験があるからこそ新しいことに挑戦したり、一度始めたことを継続するのが全く苦じゃないんですよね。

 

1日1時間勉強は一旦終わりにします

 転職してからというもの、まずは本職が忙しすぎるのと、今までのように中長期的に達成したい目標がなくなったため1日1時間勉強するというノルマは一旦終わりにしようかなと思います。とはいえ座学的な勉強を辞めるだけであって、本業に関連した組み込み制御の勉強や、副業をやったりと、1日1時間分の努力は継続しています。

 そしてブログに関しても更新は続けていこうと思います。

 このブログは今まで250本近く更新していて、費やした時間にすると数千時間になります。ただし収益的なことを考えるとブログでは毎月数百円も利益は上がっておらず決して割に合いません。正直「今までブログ更新に割いてた時間をすべて英語学習か何かに費やしてたらもっと年収上がったんじゃないか?」とも思ったりします。それでもブログを更新するのは、やっぱり何かに挑戦して成功した・失敗したを世界に向けて発信するのは大切なことだと思うからです。

 最近特に思うのは「僕は運が良かった」ということです。

 高校3年間で合わせて100時間も勉強せずFラン大学に入学し、そこからブラック企業に入社。必死に仕事をするも給料は上がらず周りとの差は開いていくばかり。自分の人生の惨めさにほとほと嫌気が差してスペックを根本から変えることを決意して勉強を開始すると、長いのか短いのか3年で一応当初の目標は達成できました。

 このブログの過去記事を読んでいただければ分かると思いますが、当時は自分なりに色々と頭を使いましたし挫折もしましたし、周りからもまぁまぁバカにされました。それなりに苦労はしたものの「やっぱり運が良かったなぁ」と思うのです。

 最初に「勉強習慣を身につけるために、とりあえず負荷の少なそうなものからやってみるか」となんとなくExcelでグラフの作り方を勉強してみると、これが現場でも大いに活用でき、そこで「勉強をすれば自分の仕事が楽になるのか!」と成功体験を積むことができました。

 勉強を開始すると同時に「どうせ勉強するんだからブログで勉強記録をアップすればAmazonのリンクからアフィリエイト収入が入ったりして小遣い稼ぎになるんじゃないか」と軽い気持ちでブログを開設しましたが、人に見られるブログというメディアで自分の勉強記録を発信していると勉強の振り返りができたり、定期的に自分の方向性を確認できたり、とてもよい相乗効果が生まれたりもしました。

 目標をなんとか達成できた今の自分と、挑戦してみるもことごとくうまくいかず今も一人暮らしの部屋で寂しく怨念を唱えている自分に明確な区切りなどありません。

 過去記事で何度か言及している通り、今の日本は努力がし辛い社会です。格差は開く一方で、最近の研究結果では生まれた環境がその後の成功の大部分を決定すると出てしまっています。どこか「どうせやっても無駄」という空気が社会全体を包み込んでしまっている。

 ただ、やっても無駄な努力と、やれば確実に実る努力ってあると思うんですよね。それこそ僕が挙げたExcelの勉強であるとか英語、他にも簿記やFPなど、やればできることを確実にやっていけば凡人でもトップにはなれないけれども劣等感を感じずに済むところまでは行けると思っています。

 その時に必要となるのが色んな人が発信する勉強記録で、「これぐらいのスペックの人間が、このやり方で、この程度の努力をすればうまくいく」「失敗する」という集合知があれば、成功するまでの見通しが立てやすくなります。もし失敗したとしても参考例があれば自分のやり方が悪いのか純粋に才能がなかったのかが分かり、結果がどうであろうとまた次の挑戦に移っていけると思うんですよね。

 だから僕はこれからもブログは更新していきますし、勉強記録も発信していきます。

 

 スペックを変えるための勉強を始めたのが2018年4月15日で、そこから早いもので4年が経過しました。

 高校では3年間で合計100時間も勉強しなかった僕が、まさか勉強もジム通いもブログ更新もここまで続くとは思ってもいませんでした。

 せっかくここまで続けることができましたので、現状で満足するのではなく、まだまだ高みを目指そうと思います。

 そしてその過程も発信していきますので、みんさん今後もお付き合い、よろしくお願いします!



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