体験談 勉強記録

怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を3年続けてみた

 「勉強をしてスキルを身に着け、転職で大幅に年収を上げる!!」と銘打ち、2018年4月15日から毎日最低1時間勉強を自分に課すようになってから早3年が経過しました。

 「もう勉強は嫌だ!!」と言いながらも3年も継続していると目に見えた成果も表れ、この3年間での勉強時間は遂に1600時間を超えました。

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 半年ごとに記録しているこのシリーズも6回目。
 目標としていた「転職の際の武器」になる実績も出すことができ、今まで嫌で仕方なかった勉強が「楽しい」と思えるようになりました。

 今回はその心境の変化について詳しく書いていきたいと思います。

 

これまでの経緯

  • 新卒で就いた事務職が薄給な上しこたまサービス残業させられる
  • プライベートでもとことん行き詰まる
  • アラサーにもなり、自分の将来を真剣に考える
  • 勉強して年収を含め自分のスペックを上げることを決意
  • 組み込み系エンジニアに転身

-------------勉強開始・ブログ開設-------------

  • 本職とは別にフリーランスで仕事が請けやすそうなWeb系の勉強も開始

-------------勉強を半年継続-------------

  • Web系の勉強を400時間ほど実施
  • 一段落つく

-------------勉強を1年継続-------------

  • 自分の市場価値を知るためにも一度転職活動を開始
  • 数回の面接を経て、市場では自分に全く価値がないことを痛感
  • Web系は一旦置いておいて、まずは本職の組み込み領域で年収を大幅に上げることを決意
  • 誰が見ても一発でそのスキルの高さが分かるものを身につけようと考える
  • 「電子工作」「教育資料の作成」「英語(TOEIC860点オーバー)」の3つのスキルを身につける

-------------勉強を1年半継続-------------

  • 電子工作スキルが身につく

-------------勉強を2年継続-------------

  • 教育資料が完成する

-------------勉強を2年半継続-------------

  • TOEIC860点突破を目指すも2回連続で855点に終わる ←前回ここまで

 

遂に悲願のTOEIC860点突破!!

 前回の報告ではまさかの2回連続855点となり、あと1問分で惜しくも目標達成ならずという結果となりましたが、その直後の2020年11月の試験で875点を取得することができました。

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 2回連続で855点となったときは心底落ち込み、ほとほと勉強が嫌になりました。1回目の試験から2回目の試験までは40時間という数字としてはそこまでインパクトのない時間ですが、忙しいながら集中度を高めてかなり真剣に勉強をしたのに、スコアが全く変わらないことに本当に嫌気が差したものです。

 当時はスタディサプリのパーソナルコーチプランを受講していのでコーチに弱音を吐いたところ「TOEICなんてそんなもんですよ。勉強しても逆にスコアが落ちることもありますから」と助言をもらったときは本当に救われました。

 言葉自体はそこまで救いのある内容ではないのですが、いつも一人で黙々と勉強している中で誰かに励ましてもらえるということが心の支えになったのです。

 転職の際のひとつの武器としてTOEICを使いたい自分としては860点を超えなければ0点と同じようなもの。ここで逃げたら一生後悔する、と思いつつも勉強をするのはやっぱりしんどい。でもどうにか勉強時間を積み重ねていれば身につくものはあるわけで、そうしているうちに860点を超えることができました

 英語の勉強を続けて1年以上。残業もそれなりにある中で終業後にやろうと思うと1日1時間とはいえどうしても時間が確保できないので会社の昼休みにも「とりあえず20分はやる」と決めてコツコツと勉強を継続。帰りも電車が来るタイミングが合わないときはロータリー横で英語の音読をするなどして勉強時間を稼ぐのですが、冬場はロータリーが本当に寒くてスマホを持つ手がガッチガチにかじかんだのをよく覚えています。

 大学受験の際に受けたセンター試験でも英語は250点満点中100点も取れなかった自分が今や860点を超えれたことを誇りに思います。

 

Excel MOS&VBAエキスパート(スタンダード)資格も取得できました

 TOEICの勉強が終わりかけた頃、オーバーラップする形でExcelのMOS(マイクロオフィススペシャリスト)とVBAエキスパート(スタンダード)の勉強も開始しました。自分の経歴として英語と併せてポータブルなスキルを身につけたいなと思ったからです。

 特にVBAのような工数低減スキルは今の時代にとても重宝され、また具体的に「○○時間工数を削減しました!!」というフレーズはどこの業界のどんな人間でも理解することができます。

 この資格を取ることで「僕はC言語による開発経験が3年以上あり、TOEIC875点の英語力があるため海外での勤務も可能です。更にはVBAエキスパートの資格も取得しているので、マクロを作成することで自分だけでなくチーム全体の工数低減に貢献いたします」と言えるようになりたかったのです。

 なのでTOEICの勉強とExcelの勉強を同時にしていた2020年の末から2021年の年明け付近は勉強の負荷が非常に高く、かなり苦しかったです。

 とはいえ、合計100時間の勉強でMOSもVBAエキスパートの試験も一発合格できましたのでホッとしました。
 (どっちか試験に落ちていたら心折れてたかもしれない)

 

転職活動も本格始動!!

 さて、ここまでは転職の際の武器を作るということで3年近く勉強を継続してきましたが、その武器も出揃ったので本格的に転職活動を開始することにしました。

 2年前に転職活動をしたときは経歴的に光るところが何もなかった上に、エージェントに急かされてSPIも面接対策もほとんどしない状態で活動をしてしまったので当然結果はボロボロに。このときの反省を活かし、今回は入念な準備をします。

今回事前に準備すること

  • SPI対策本は4冊実施
  • 面接での想定質問&回答を100個用意
  • 自分の経歴やスキルを証明するポートフォリオを用意

 前回転職活動をしたときは2冊SPIの対策本を中途半端にこなした状態で試験に挑んでしまったため当然結果は悲惨なものに。ですので今回は4冊の対策本を隅から隅までキッチリこなした上で転職に挑みます。(現在3冊目の途中まで進行中)

 想定質問と回答も100個用意しておけば、どんな質問が来たところで全く何も返せないということはなくなるでしょう。多少変化球が来たとて100個の回答のうちのどれかには近いものがあるはず。一番悪いのは質問をされて思わず黙ってしまうことなので、多少面接官の意図するところと違っても用意しているものを堂々と話すことでその場を乗り切ります。

 最後のパワポ資料も口頭だけでは自分の経歴や開発経験のスキル感を伝えることができないと思いますので、ポートフォリオにして面接の場に持っていこうと思います。

 

自己肯定感が大幅に向上した

 今回勉強を3年継続してTOEIC860点突破やVBAエキスパート資格取得など「誰から見てもその凄さが一発で理解できるスキル」が身についたことで自己肯定感が大幅に向上しました。

 特にTOEIC860点突破に関しては、学生時代あれだけ絶望的な成績だったのが地道に努力を続ければ結果が出るということを身をもって体験できたので、新しいことに挑戦するときのハードルがとても低くなりました。

 今まで自己肯定感は低い方で、ノートに「今日起きた良い出来事」や「日常で発見した自分のいいところ」などを書き綴ることで自己肯定感を向上させようとしていましたが、振り返ってみるとそんなことをやっている暇があれば英語なり筋トレなり、誰から見てもすごいと言ってもらえる実績を作ったほうが早かったなと思います。

 というのも自己肯定感が下がってしまうのも別にノートを書き綴って「自分はダメな人間だ」と気づいて下がるわけではないじゃないですか。日常で発生するイベントに対して自分が思うようなパフォーマンスを出せなかったり、成果が人よりも劣ってしまうという体験を積み重ねることで徐々に自己肯定感が下がってしまうものです。

 それをノートで一時的に「俺は出来る男だ!」と思い込ませてみても、日常で劣等感を感じるイベントに遭遇したら一瞬で元に戻ってしまいます。

 こうは言いながらも僕は相変わらずノートに日記を書いています。実際にスキルアップの勉強をすることが自己肯定感を上げるための攻めの行動だとしたら、ノートを書くのは必要以上に自己肯定感を下げないための守りの行動になります。日常で嫌なことがあってもノートに手書きで「何が起きたのか」「なぜ自分は嫌だと感じたのか」を冷静に書いていくと、案外大したことないと分かって必要以上に悩まなくなるんですよね。

 

やっと勉強習慣が身についた

 このブログでは今まで何回か「勉強習慣が身についた」と言っていましたが、今思うとそれはちょっと違うかなと思います。確かにここに来るまで毎日最低1時間勉強は続けられていましたが、必ず勉強をするというシステムを作り上げて無理やり勉強していただけで「楽しい」とまでは思えませんでした。

 それが今こうやってTOEIC860点を超えて海外YouTuberの動画も字幕有りであれば大体で理解できるようになったり、VBAを使ってマクロを作って仕事の効率化を図ることで周りからも褒められ、勉強をすることが自分の生活を豊かにするとリアルで実感できたことで勉強が抜群に楽しくなりました。

 習慣化に関してはよく「3ヶ月続けられたら一生続けられる」と言われますが、それは大嘘です。僕の場合は2年半以上かかりました。

 このことから分かるのは、勉強を習慣化をしたいのであればなるべく早く周りから褒められるような実績を出して、かつ勉強したことが自分の生活を豊かにすると実感しなくてはいけません。

 また勉強と同時に筋トレでジム通いも開始していたのですが、こちらも2年半を超えたぐらいからジムに行くことが明確に楽しくなりました。

 僕の場合はジムに行ってもそこまで負荷の高いトレーニングをしないのですが、それでも3年も継続していれば体つきは変わるもの。それにどれだけ気分が落ち込んでいてもジムに行ってベンチプレスをやると、終わった頃には気分が爽快になるんですよね。

 特に僕は「筋トレをすると気分が爽快になる」と実感できたところがターニングポイントだなと思っていて、筋トレが明確な気分転換のツールになったのです。

 だから平日でも「ちょっと気分が落ち込んできたな」と思ったらジムに行くし、実際行ったあとは気分が爽快になるので翌日からまたフレッシュな気持ちで仕事ができるのです。

 

とはいえ月イチぐらいで急に落ち込むことがある

 さて、ここまで散々ポジティブな内容を語ってきましたが、それでも時折心が落ち込むことがあります。

 いくらこうやって「勉強を続けたおかげでC言語が出来るようになりました!」「英語ができるようになりました!!」と言っても、「じゃあ今のお前の生活は3年前に比べたら劇的に向上したのか?」と問われると現状は返す言葉がありません。確かに社内でもポジションが上がり、昇給はしましたが、それも微々たるもの。

 カフェで勉強をしていても、周りに明らかに僕よりも努力してなさそうで大してカッコいいわけでもない男がかわいい彼女なり奥さんを連れて幸せそうにしている姿を見ると「俺は一体何をやっているんだろう」と思うことがよくあります。

 「『明らかに僕よりもー』とかそういう邪な事を考えるからお前はダメなんだ!」とお叱りを受ければその通り。そういう不純なマインドがあるから今の生活になっているのだと思います。

 でもヒトの本音としてはどうしてもそう考えてしまうのです。

 そうやってひとしきり落ち込んだところで、結局勉強して転職して年収を大幅に上げないことにはこの感情はどうにもならないわけで、結局「・・・勉強するか」になるんですよね。

 

勉強をして損をしたと思ったことは一つもない

 僕が勉強を開始したときはWeb系エンジニアブームというべきムーブメントが吹き荒れていて「Web系を勉強すれば未経験からでも1年でフリーランス・リモートワーク・年収1000万円突破!!」なんていう景気のいいフレーズが毎日のように踊っていました。

 ある意味で僕もそのムーブメントに乗りかけた身で、最初ははTechAcademyで20万円もの大金を注ぎ込みWeb系言語の勉強をして「1年後には年収大幅アップだぜ!!」なんて思っていたのが、今ではWeb系も諦めましたし、なんなら勉強も3年近く続ける羽目になってしまいました。

 そこでよく「TechAcademyにそこまでお金をかけたのに、Web系エンジニアにならないのはもったいなくない?」と言われるのですが、僕としては「かけたお金以上に収穫があったから、もったいないことは全く無い」と答えます。

 Web系言語をやってみて改めて自分は組み込みのほうが向いていると理解できたし、そこから組み込みエンジニアとして自分の市場価値を上げるためにはどうすればいいかということを真剣に考えるようになりました。

 初めから電子工作やTOEICの勉強がやれれば一番効率が良かったでしょうが、それは色んなことにチャレンジして失敗して、そこから「じゃあどうすればいいのだろう?」とならないと思い至れないんですよね。

 だから今まで回り道も多くして、いわゆる無駄な勉強もかなりたくさんしてしまいましたが、それでも「勉強をして損をした」と思ったことは一つもありません。すべてがちゃんと自分の身になっています。

 

 転職の武器も揃い、遂に本格的に転職活動が始まりました。

 2021年5月のGW明けから面接も受けていきますので、次回までには転職が決まっていることと思います。

 ではまた次回の更新でお会いしましょう!!

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