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体験談 勉強記録

怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を5年続けてみた

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 さて、今年も恒例の振り返りの季節がやってまいりました。

 半年に一度の振り返りとして書いてきたこのシリーズも前回で一旦の区切りとはしていたものの、1日1時間(程度)の勉強自体は継続していました。しかしながら定期的に自分のそれまでの活動を振り返り、その上で今後どうしていきたいのかを考えるのはよいことだということで、これからは1年に一度『怠け者サラリーマン』シリーズとして記事を書いていこうと思いました。

これまでの経緯

  • 新卒で就いた事務職が薄給な上しこたまサービス残業させられる
  • プライベートでもとことん行き詰まる
  • アラサーにもなり、自分の将来を真剣に考える
  • 勉強して年収を含め自分のスペックを上げることを決意
  • 組み込み系エンジニアに転身

-------------勉強開始・ブログ開設-------------

  • 本職とは別にフリーランスで仕事が請けやすそうなWeb系の勉強も開始
  • Web系の勉強を400時間ほど実施

-------------勉強を1年継続-------------

  • 自分の市場価値を知るためにも一度転職活動を開始
  • 数回の面接を経て、市場では自分に全く価値がないことを痛感
  • Web系は一旦置いておいて、まずは本職の組み込み領域で年収を大幅に上げることを決意
  • 誰が見ても一発でそのスキルの高さが分かるものを身につけようと考える
  • 「電子工作」「教育資料の作成」「英語(TOEIC860点オーバー)」の3つのスキル取得を計画

-------------勉強を2年継続-------------

  • 会社を説得しプログラミングスクールに通わせてもらい、電子工作ができるようになる
  • スクールのカリキュラムを参考にし、教育資料が完成する
  • TOEICは2回連続で855点に終わるも3回目で875点取得に成功
  • 当初の目標にはなかったがMOS/VBAエキスパートに合格する

-------------勉強を3年継続-------------

  • 転職の面接で使うパワポを作成
  • 面接ではおもむろにパワポを出し、自身の経歴・スキルをプレゼン
  • 大手企業から内定が出て、当初の目標通り年収150万円アップを達成

-------------勉強を4年継続-------------

  • 転職に成功したことから、まずは目の前の仕事を頑張ることにする(前回)

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前回記事
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【シリーズ完結】怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を4年続けてみた

 気づけば早いもので、半年ごとの勉強記録のまとめとして報告する『怠け者サラリーマン』シリーズも4年の月日が経ちました。当初の目標であった「大手企業に転職して年収を150万円アップさせる」についてはシリ ...

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いかに自分は恵まれていたかを再認識した

 この1年で自分に起きた出来事で一番のニュースと言えば2023年の1月に祖母がノーモーションで天に命を返還してしまったことです。召されるほんの3日前まで僕と一緒に馬鹿な話をしながら祖母の作った夕飯を一緒に食べていただけに、この知らせはまさに青天の霹靂でした。

 僕は名古屋市でもトップ10に入るぐらいの祖父母に甘やかされた孫でしたから、祖母のノーモーション他界にはそれはショックを受けまして、葬儀の後しばらくは仕事中でもおもむろに泣き出すなど、その悲しみはかなり深いものがありました。とはいえいつまでもショックを受けていても仕方がないということで、このブログで祖母との思い出をひとつキレイなパッケージングで記事として書き上げたのですが、そうすることで自分の心の中で整理がついた気がします。

 今はある程度時間が経って平気にはなりましたが、時間が経てば経つほど祖母の存在のありがたみに気付かされます。生まれてからいつも一緒だった祖母は僕に対して否定的なことは一度も言いませんでしたし、僕が小学校や中学校で何かに入賞したときはたいそう喜んでくれました。まぁハニカミ屋さんなのでそこまで表立っては喜んでくれませんでしたけど(笑)。ただ僕が去年簿記3級に合格したときは今まで見たことがないくらい喜んでいたのは良い思い出です。

 なんにせよ祖母は僕を無条件で受け入れてくれました。この「世の中の何処かには自分を無条件で受け入れてくれる場所がある」ことがどれだけ幸せか、祖母がいなくなった今、ひしひしと感じています。そういう祖母がいたからこそ、20代中盤で好きだったオネエちゃんに逃げられ、年収は300万から上がる見込みもない人生のどん底でも、何か凶行に走ることもなく「オバァを悲しませたくないし、真面目に勉強してスキル身につけて年収上げるか」と思えたのです。

 僕は明らかに恵まれていた。生まれた環境、それまでに触れた情報、ほんのひとつのボタンの掛け違いで人生どう転ぶか分かりません。僕が自己責任論に対して距離を置くスタンスなのはこういう経験があるからです。収益など度外視でブログを5年以上も更新を続けるのはここにも理由があります。僕が新卒で事務職をやって年収が300万円しかなかったときは本当に絶望しかありませんでした。でもたまたま「真面目に勉強するか」と思って、たまたま始めた分野で結果が出たから今もこうやって勉強を続けられて年収も上がりました。

 だから自分のやってきたことを参考に、新卒当時の自分のように将来に希望が持てない人には人生を好転させてほしいなと思っています。そうでなければ普通簿記3級に2回も落ちたなんて恥ずかしくて書けませんからね。

 僕は学生時代なんかは意識が高い方で、自己啓発書やビジネス書に倣って鏡に向かって「お前はやれば出来る男だ」と唱えてみたり、紙に自分の達成したい目標をひたすら書き綴ったりしましたがそんなものに効果などまるでなく、あのときに誰から「そんなのはどうでもいいから簿記3級やFP3級のような、100時間程度の無理のないボリューム感の、やれば出来る努力からコツコツと始めろや」と言ってもらえていれば自分の人生ももう少し早いうちから好転していたんじゃないかなと本気で思っています。

 

大幅な年収アップ

 約1年半前に転職したこともあって、2022年度になりボーナスもやっと通期で満額出てみると、年収が前職から200万円もアップしていました。もちろんこれは2022年度にドチャクソ残業をして、特に上期は毎日22時帰りだったことが大きいのですが。割と最近まで僕自身のキャッチフレーズとして「未経験からエンジニアに転身して、1日1時間勉強を3年継続したら大手に転職できて、年収が150万円アップしました」と言っていたものの、実際はそこから+50万円上積みとなりました。新卒で年収300万円でサービス残業100時間やっていた頃のことを考えると手前味噌ながら大した進歩となりました。が、不思議と生活がそこまで楽になった気がしないのはなんなんでしょうね(笑)

 もうみんなエンジニアやったらいいと思います。特に事務職をやっていて現在勤めている会社でしか通用しないスキルしか身につかず、自分の実績を売上など数字として客観的に証明できず給料も上がらず、人生に希望が持てない人はすべからくエンジニアをやった方がいい。今のIT業界は団塊世代の引退で猛烈な人手不足で、一定以上のスキルが有れば大手企業に入ることが出来ます。そのスキルというのも通常の業務に加えて、帰宅後に毎日1時間勉強すれば3年、長くても6年程度で習得できるレベル感です。それに今のIT業界は人手不足なことや世情もあって誰も管理職をやりたがらないので、自分で手を上げればどんどん出世できます。2023年現在で未経験に門戸を開いていて、ここまでコスパのいい仕事はIT以外ないんじゃないかなぁと思っています。

 ともかく頑張れば頑張るほど年収が上がっていくと分かると、残業もそこまで苦ではなくなりました。まぁ「残業減らせれねぇかな」とは思いますが、同じレイヤーの競合他社を見るとどこも同じようなものです。また大手に転職してみて業務上の人間関係のストレスも劇的に減りました。新卒で年収300万円の時代は何かにつけ上司に怒鳴られるは仕事を押し付けられるは、後輩は言うことを聞かないはで、毎日胃をキリキリさせていましたが、今はそんなこともありません。いやらしい言い方をすると「レベルの高い環境に行くと、それだけ人のレベルも高い」ということをひしひしと痛感しています。なんというか、今の職場は「自分だけが良くなればいい」という人がほぼいないんですよね。

 転職に成功してからも常に「ここから更に年収を上げるためにはどうしたらよいだろう?」ということを考えるのですが、やはりそれは「自分の売上を伸ばすしかないのだなぁ」というところに行き着きます。「自分の給料を上げるためには、そもそも自分の売上を伸ばすしかない」というのは言われれば当たり前な事実ですが、世間では意外なほど意識に上っていなかったりします。直近でも「図書館司書は国家資格なのに、給料が手取りで約10万円なのはおかしい」「日本の企業は奨学金で数百万もの借金がある大卒者に手取りで16万円も渡さないのは終わってる」という問い掛けがバズっていましたが、これも「で、あなたのそもそもの売上はいくら?」というところで終わってしまうんですよね。

 「年収を上げるためには自分の売上を伸ばすしかない」というマインドになってから人生は少しずつ好転していきました。新卒の年収300万円サービス残業100時間も当時は「こんなに働いているのに給料は安いし昇給もないのは何事か!!」と怒っていましたが、今振り返るとそもそも自分の売上が向上していないんだから昇給がないのも当たり前だし、自分の売上と会社のマージンを考えても別にそこまで会社側に無茶をされてたわけではない。この構造が理解できると、当時の怒りもスッと消えていきました。目の前の怒りにとらわれてわずか一手先のことを考えずにいると、いつまで経ってもその怒りを解消するための具体的なアクションを起こせないんですよね。僕は運良くそういった負のループから抜け出せて、本当にラッキーでした。

 

目標としていた資格6つがすべて取得でき、生きづらさが消えた

  1. Microsoft Office Specialist Excel 2016
  2. VBAエキスパート(スタンダード)
  3. TOEIC860点over
  4. FP3級
  5. 簿記3級
  6. 基本情報技術者

 このブログを始めたときといいますか、エンジニアに転身して年収を上げるために毎日1時間勉強を開始したときにぼんやりと「将来のキャリア的にこんな資格が取得できてるといいな~」と思っていたものは足掛け5年(正確には4年半)ですべて取得することが出来ました。特にFP3級は取得に一年かかったり、簿記3級は2回落ちたりと、色々ありながらもなんとかすべて取得に成功。目標としていた資格にすべて合格した効能として「生きづらさが消えた」があるんですよね。

 取得している資格が大したことないだけに非常に低いレイヤーの話ではあるのですが、自分の知識・スキルが資格という実績がハッキリと見える形になって「やればできる」という確固たる証拠を残すことが出来ました。もし明日、今の職場をクビになってもこれらの資格を持っていれば再就職を楽に決めることが出来、もうここから年収500万円を切ることはないんだなという確信を持てるようになりました。今の会社でだめになったら派遣でもやればいい。IT業界は猛烈な人手不足なので、作業者をやる分にはいくらでもポジションは余ってます。もしIT業界がダメでも、他の業界もまずは派遣で潜り込んで、そこから資格を取って実績を積んで、また3年後には大手に転職ができるかなと思っています。

 新卒の頃は事務職で年収を上げる術もなかったので先行きも見えずいつも暗い気持ちでしたが、今こうやって「自分の将来はある程度自分でコントロールできる」となると俄然生きづらさは消えるものなんですね。

 

自分は頭が良くないことと、それを前提とした立ち回り

 5年間も毎日勉強を続けて、定点観測的に周りを見ていると、いよいよ自分は頭が良くないことを認めざるを得なくなりました。しかしこれはネガティブな話ではなくポジティブな話。大学時代や新卒時代の無駄に自己啓発書やビジネス書を読み漁っていたときは分不相応な高みを目指しては「なんで俺はこんなことも出来ないんだ!」と絶望していましたが、今はなにか新しいことに挑戦して失敗しても「だって俺はそんなにデキる人間じゃないし(だからこそ失敗しながら学んでいこう)」と思えるようになりました。こうすることで無駄に心を摩耗しなくなりました。

 頭が良くないのであれば頭が良くないなりの立ち回り方もわかってきました。例えば自分はビジネスの場では弁が立たず、とっさの当意即妙な切り返しが出来ないので自分がどこまで出来る人間かを示すために資格を多く取るようにしました。第三者がスキルレベルをジャッジしてくれる資格を取っていれば、何を語らなくても自分の能力を示すことが出来ます。億プレーヤーにはなれないでしょうけど、数千万プレーヤーにはギリッギリなれそうな目算は立っています。あとはどこまで自分が努力したいかだけの話。ただ現状ではコストとリターンの損益分岐点が自分の中では1日1時間勉強というポイントに設定しています。

 先述の通り、僕は過去腐るほど自己啓発書やビジネス書を読み漁っていたのですが、それらの本どれにでも「人間の脳みその構造はひとによって大差はなく、使い方次第である」なんて書いてあって、当時は無邪気にも信じ込んでしまっていたのですが、今になって冷静に考えてみると「よくもまぁそんな社会に出れば3日で分かる嘘を臆することなく堂々と書けるもんだな」と感心してしまいます。同じ遺伝子から生まれ、同じような環境で育つ兄弟でも、身長から体型、学歴から生涯年収まで大幅な差が出たりするわけですから、脳みそだってそりゃ人によって大差はあるでしょう。

 人の脳みそも筋肉と似たようなところがあって、特に何もしなくてもいきなりベンチプレス100kgを挙げてしまうような天才もいれば、40kgがやっとという凡人もいるわけです。でも40kgしか挙げれない人間が「筋肉の構造は人によって大差があるものではないのでー」などといっていきなり100kgを挙げようとしていたら誰だって止めるでしょう。でもそれが実生活やビジネスの場では「負荷はかければかけるほどよい」などといっていきなり100kgに挑戦することを良しとする風潮があるのです。

 最初が40kg程度しか挙げられない割と虚弱体質な子でも、次は42.5kg、それが出来たら45kgと適切な負荷をかけていけばやがては100kgを挙げられるようになるかもしれないのに、いきなり100kgに挑戦して「なんで俺は出来ないんだ! なんて俺はダメな人間だ!!」と勝手に悲観的になっている人を多く観測します(というより、それが昔の僕)。人によってはどれだけ努力してもマックスで挙げられる重量は決まっていて、中には200kg行ける人もいれば150kgぐらいで止まってしまう人もいる。でも適切な負荷を与えていけば、少なくとも人より抜きん出ていると証明できる100kgは超えられる。それが最近僕が持てるようになったマインドです。

 

同時期に勉強を始めた人間は、遂に誰もいなくなった

 普段はStudyplusという勉強時間管理SNSを使用しているのですが、5年経ってみて1年目からの相互フォローさんは遂に誰もいなくなってしまいました。最後に残った方の名前を出してしまうとAmbreさんという方が僕とほぼ同時期にStudyplusのアカウントを開設していて、1年目相互ラストフォロワーでした。お互い途中で苦しい時期は何度もありましたがその都度励まし合って勉強を続けていました。本気で落ち込んでいるときにもらえるコメントは何よりも心の支えになりましたし、Ambreさんが勉強を続けている限りはこちらも辞めれないなと思っていました。

 それも遂に僕一人だけに。映画『ラスト・サムライ』でトム・クルーズが最後の合戦で「(また、俺だけ生き残ってしまった…)」という表情をするのですが、その気持が今なら身に沁みてわかります。

 Twitterにしても僕が勉強を始めたときはエンジニア転職ブームで多くの未経験者がアカウントを開設して「プログラミングの勉強頑張ります!!」と言っていたのが、今やそのほとんどが更新を辞めてしまっています。当時からの相互フォローの方は2~3人残っていますが、アカウント開設当時のような「勉強を頑張るぞ!」という感じではもはやなくなっていますね。

 勉強とは別の話にはなりますが、僕は転職と同時にボクシングジムに入会し、1年半が経過する間で僕よりも後で20人以上は新規会員が増えたはずなのですが、コンスタントに通えている人は結局自分だけになってしまいました。同時期に入会した僕よりも年下の子がかなり熱心に通っていて、技術力の目覚ましい向上に「同時期に入会したのにここまでも差がつくか!」と舌を巻いていたのが、結局正月ぐらいからほとんど来なくなってしまいました。プロを目指すとかなんとか言っていたのと時期を考えると転勤ということもなさそうなのですが、何にせよ続けるというのは本当に難しいことなんですね。

 僕はジムも週1回1時間ぐらいしかやらず、しかも会長に会わないように、会長が事務所で作業をしている時間帯を見計らってサッと練習を終わらせて帰ってきています。正直「それ、ジムに入会している意味あるのか?」という感じですが、結局それが一番続くんですよね。

 

今後の目標

 2025年を目処に一度転職活動をしてみようと思っています。

 現在の職場では目の前の仕事にとにかく慣れようとガムシャラに突っ走ってきたわけですが、1年半経過して少しは落ち着いたので、ここで今一度将来のキャリアプランについて考えていきたい&それに向かって突き進んでいきたいなと思います。

 直近で考えているアクションプランは以下の通り。

 

エンベデッドシステムスペシャリストを取る

 その前に応用情報をやらないとダメなんですけど(現在勉強中)。

 僕は未経験から流れと雰囲気となし崩し的にエンジニアになっているので、基礎的なエンジニアリング知識が抜けているんですよね。それに経歴や僕の喋りがどうしても嘘くさいんで「ほんとにコイツ、エンジニアとしての能力はちゃんとあるんか?」と思われてしまいます。そこに対してエンベの資格が取れていると多くを語らなくても自分のエンジニアとしての能力を証明できるので、こちらを取りたいと思います。

 それにエンべに挑戦すれば今まで色々とヌケモレがあったエンジニアリングの知識も身につくからいいですよね。先日基本情報(FE)に合格して、現在応用情報(AP)を勉強していると、抜けていた知識が補完されますし、今まで行き当たりばったりでバラバラに記憶していた知識が統合されていく感覚があります。FEやAPは「取ってもムダ。なくても十分仕事はできる」なんて言われますが、僕はそうは思わないんですよね。それは高齢者の方が「スマホなんかなくても十分暮らしていける」という言うようなもので「確かになくても生活できるけど、あったほうが便利だよ」と思います。

 

コーディング能力の証明

 経歴的に言ってコーディング能力はないわけではないのですが、「ある!」とも言えないのが厳しいところ。転職市場に出るのであれば、どこかでコーディング能力があることを証明しなくてはいけません。ただ今の業務がそこまでコードを書かないので、何かしらの案を考える必要がある。

 そうするとVBAをやるしかないかなぁ~と思っています。面接に持っていけるように要件定義から詳細設計までのドキュメントを残しつつ、2ヶ月に1本ぐらいのペースで2000~3000ステップ規模のExcelマクロを作成する。コーディング能力の向上と共に工数低減にも取り組んでいるとアピールする。「自分にはコーディング能力がないと見られるのを理解した上で、それに対して策を講じている」と評価されたいですね。

 

現場での教育マニュアルを整備する

 これは今の現場でも個人的に目標を立ててやっていることですが、僕は教育マニュアルの作成に力を入れています。

 というのも教育マニュアルを作っていると

  • 既に自分のやった仕事をルーティンワークとして他の人に切り出せる
  • 後進にいちいち業務の説明をしなくても良い
  • 業務ノウハウを集約して、後進には自分がかけた工数以下で仕事をしてもらうことで組織がスケールアウトする

 とメリットは計り知れないのです。

 最近改めてdodaでキャリア相談をしたのですが、どこの業界も氷河期世代を採用しなかったため部下の教育ができる中間層がおらず、そういった「教育の出来るミドルクラス人材」を求めていると聞きました。

 僕は自分が未経験からエンジニアになって、当初ものすごく苦労したことから教育マニュアルを作ることに抵抗が全くありません。今の転職市場が教育を出来る人間を探しているというのであればこちらももう少し本格的に取り組んで、自分のマニュアルによって業務がどう効率改善できたのか、工数面から数字として語れるようになっていきたいなと考えています。

 まぁ、どうですかね。あと2年でキリよく「マニュアル100本作成」を目指していきましょうかね。

 

 今年は例年になく文章が長くなってしまいました。

 勉強も5年目になってついつい気負いがちになってなってしまうのですが、当初からのスタンスである「1日1時間という無理のない努力量をとにかく継続することで、気づいたら成果が出ているような形にする」という姿勢は崩さないように気をつけていたいですね。

 これからもみなさん一緒に頑張っていきましょう!



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