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勉強記録

簿記3級に合格するための勉強法(2回落ちた男が語る)

 こんにちは、東城(@hiroyuki_t_ngy)です!

 僕は普段ITエンジニアとして働く傍ら独学で簿記の勉強を進め、先日3級に合格することができました。

 月の平均残業時間が40時間とそこそこ忙しい中で勉強し、結果としては2回も不合格となってしまいましたが3回目には合格しました。その経験から、簿記の勉強法や必要な勉強時間、そして使用すべきテキストなどを解説したいと思います。

使用テキスト

合計3冊+スマホアプリ1個

①『みんなが欲しかった!簿記の教科書日商3級商業簿記 第9版/TAC/滝澤ななみ』
②『みんなが欲しかった!簿記の問題集日商3級商業簿記 第9版/TAC/滝澤ななみ』
③『スッキリうかる日商簿記3級本試験予想問題集 2021年度版 /TAC/滝澤ななみ』
④『パブロフ簿記3級』

パブロフ簿記3級

パブロフ簿記3級

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勉強時間

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 総勉強時間:95時間
 期間:2021年9月10日~2022年1月10日

 途中仕事があまりにも忙しすぎて2週間ほど勉強できない期間がありましたが、その期間で内容を見事に忘れ、問題集の方をもう一度最初から解き直しています。

 

勉強法

 勉強法はシンプルに上で挙げた3冊の問題集+スマホアプリ1個を繰り返し解いていけばいいと思います。

 僕は業務の忙しい合間のスキマ時間を使いたかったのでスマホアプリに課金しましたが、紙のテキストの方だけでも十分に合格は狙えます。今回僕は広告が出るのが嫌だったのでパブロフに課金しましたが、簿記の対策としては他に無料でも質の高いアプリがありますので、そちらを使ってもいいかもしれません。

 トータルの勉強時間としては95時間かかったわけですが、世間一般の平均時間としては100時間はかかると言われているので、僕の勉強量はごくごく平凡なレベル。会計の知識がゼロの状態で始めるのであれば最低でも50時間ぐらいはかかるのではないでしょうか。たまにネットで「簿記3級に一週間で合格!」という記事を見かけますが、よほど勉強のセンスが無い限りは難しいと思います。(もしくは1週間で50時間ほど勉強時間を確保するか)。ですので標準的には100時間ぐらいかかることを覚悟しておいたほうが良いと思います。

 そして会計の知識がゼロの状態であれば最初は教科書を読んでもチンプンカンプンになるはずです。簿記はその性質上、全体の業務フローが見えてこないと一個一個の作業の意味が分からないので、最初は理解できなくても答えを無理やり暗記して先に進めるのが良いと思います。僕はひとつひとつをしっかり理解しようとしてしまったのですが、もっと軽い気持ちで先に進めばよかったなぁと後悔しています。

 簿記がある程度理解できてくるのは教科書を問題集を終えたぐらいなので、とにかく理解は後で暗記をしていく。簿記は「こういう問題の問いかけには、こういう回答をする」というパターンがほぼ決まっていますので、まずは意味がわかっていなくても丸暗記してしまいましょう。それが模試にトライすることで、今まで無理やり詰め込んでいた知識が段々と立体化してくるはずです。

 ポイントとしては教科書と問題集を早めに終わらせて、模試を何周も繰り返す。

 

簿記を勉強するメリット

 ITエンジニアをやっている僕にとって簿記が実務として直接的に活きてくることはありません。ただし、2つの観点から僕は簿記の勉強をしてよかったなと思っています。

 1つ目は自己肯定感が上がること。簿記は実務に活きない資格だからこそ「門外漢の領域でも地道に勉強をすれば合格できるんだ」という自信をつけることができました。特に簿記は今の日本で誰でもそのレベル感が理解してもらえる稀有な資格と言っても良いので、何か資格を取得して箔をつけたいと思うのであれば簿記を選ぶのがベストなのではないかと思います。僕の90歳を超える祖母に以前「TOEICで875点を取れた!!」と報告したときは「???」な顔をしていましたが、今回簿記に受かったことを報告したときは以前とは打って変わって大層喜んでおりました。

 2つ目は企業の決算書が(ある程度)読めるようになること。もちろん簿記3級に合格できたからと言って即座にスラスラと読めるようになるわけではありませんが、簿記の勉強を通じて資産・負債/利益・損失といった概念が分かるようになっているのである程度は読めるようになります。ひとつでも世の中で理解できるものが増えると心のストレスが減るというもので、今まで決算書と聞くと「自分には理解できまい」と思って逃げていたものが、これからは逃げなくて良くなるのです。

 

勉強時間を確保するために

 最近僕は転職をして職場が変わったのですが、今度の職場は月の残業時間が40時間近くあるそこそこ忙しい部署で、勉強時間を確保するのが大変でした。残業時間自体はそこまで過度なものではありませんが、一人暮らしをしていると家に帰ってからどうしても家事をしなくてはならず、自由になる時間が非常に少なかったのです。

 それに職場が変わったことからくる緊張などでとても疲れ、家に帰ってしまうと寝てしまうので、可能な限りカフェに行って勉強するようにしました。

 これだけの残業時間ですと30分しかカフェに行けない日もありましたが、でも行って勉強する。一度外で勉強をすればはずみもつくというものです。時間がないからと家にそのまま帰ると寝てしまうので、カフェに行くことで強制的に勉強せざるを得ない環境に身を置くのです。

 カフェに行って勉強した日は上記のツイートのように「仕事終わりはカフェに行って勉強しよう」と銘打ち、記録していきました。すると段々カフェで勉強するのが楽しくなってくるんですよね。

 

試験に2回落ちたことについて

 落ちるときは、落ちます。

 資格試験の中では比較的簡単と言われる簿記でも、2回落ちる人間はいるのです。

 1回目は60時間ほど勉強した時点で受験の申込みをし、その直後で仕事が猛烈に忙しくなりする予定だった勉強がほとんどできず、落ちるべくして落ちました。2回目は80時間ほど勉強し、模試もサラッと3回分やったところで「受かる確率は五分五分ぐらいかな~」と思いながら受験したらこちらも落ちました。

 結局3回目の95時間勉強したところで受かるわけですが、あまりにも簿記をなめてかかると痛い目に遭いますね。

 そしてこれから簿記に挑戦する皆さんは、たとえ落ちたとしても過度に落ち込まず、何度でも挑戦していきましょう。

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