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6つの資格を取得して変化したこと

 先日基本情報技術者試験に合格しました。

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【合格】俺の基本情報技術者試験勉強記録! Vol.4

 ※本記事は機密の関係上2022年11月27日作成、2022年11月28日公開となっています。  今しがた、基本情報技術者試験の午後試験を受けてきました。  結果は62点で合格!!  合格基準点が60 ...

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 2018年の4月から年収を大幅に上げるべく本腰を入れて仕事後の勉強を開始し、それと同時に勉強の進捗を報告する本ブログを立ち上げましたが、あのときに一通り取っておきたいなと考えていた資格はすべて取得することができました。

 現在自分が持っている資格は以下の通り。

  1. マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) Excel2016
  2. VBAエキスパート(スタンダード)
  3. TOEIC865点(2022年10月時スコア)
  4. 簿記3級
  5. FP3級
  6. 基本情報技術者試験

 どれも難関資格というわけではありませんが、ひとまず4年半越しに目標が達成できてホッとしました。

 そして6つの資格を取ってみて、明らかに自分の心情が変化しました。

 今回は資格をある程度取得してみて、心情がどの様に変化したかを書いていきたいと思います。

自己肯定感が大幅に高まった

 今回6つ資格を取得してみて自分には何ができるのかを明確に語れるようになりました。

 それこそ簿記3級を取得しているので企業の決算書も読めるようになりましたし、MOSもあるのでExcelの操作には精通しています。資格を取る前は自分には何ができるかをアレコレ頑張って語らないといけませんでしたが、今は取得した資格のリストを見せるだけで5秒でこちらのスキルを理解してもらえます。

 そして「あなたの強みは何ですか?」と聞かれても胸を張って「自分で目標を立てて、それに向かってコツコツと努力を継続できること」と言えますし、その根拠もあります。

 自己肯定感が低い、自分に自信がない人こそ僕は資格を取るべきだと思うんですよね。

 僕も昔やっていましたけれど、鏡に向かって「お前はやればできる人間だ!」と唱えるだとか、毎日寝る前に「今日あった良いこと」をノートに書いている暇があれば資格の勉強をしたほうがいい。根拠のない自信は根拠がないからこそちょっとした加減ですぐ消えてしまいます。自信の根拠を作るには資格取得はうってつけなのです。

 大人になると誰かから認めてもらったり褒めてもらったりということがほとんどなくなりますが、資格は他人に認めてもらう数少ない機会だと思うんですよ。資格を取るということは第三者から「あなたはこれができる!」と認めてもらうことで、どれだけ世間から簡単だと言われている試験でも合格するとやっぱり嬉しい。自動車の免許だって恐らく日本で一番簡単な部類の試験ですが、合格したらしたで嬉しいじゃないですか。

 資格はスキルの証明や努力量を図る共通のモノサシで、取得できると周りもこちらのことを認めやすくなるんですよね。例えば僕は現場でそこそこ実績を出していて、特に「目標回転数先読みによるモーター通電カット」というプログラムをとても苦労しつつ作って、従来から消費電力を0.1%も削減したのですが、それで褒めてくれるのはせいぜい同じ現場のリーダーだけでした。家族にも「俺はこんなプログラムを作ったんだ!」と話したことがあるのですが、頭にはてなマークが浮かぶばかりで困惑したまま何も労われず。

 ところが簿記3級を取得したときは両親も大層喜び、特に齢90を超える祖母は人生で一番嬉しそうな顔をしていました。(孝行できてよかった笑)

 

将来への不安がなくなった

 資格を取ってみて、自分は何ができるのか、何をやってきたのかを明確に語れるので、少なくとも向こう10年は職に困るということはないんじゃないかなぁと思っています。自己PRをしてくれと言われれば即座に答えることができー

 私のPRポイントは4つあります。

 1つ目はエンジニアとしてのスキル。開発経験6年あり、3000ステップの中規模モジュールであれば要求分析から、実装、検査まで単独で行うことができます。基本情報技術者試験にも合格しておりますので、IT全般の知識があります。

 2つ目はExcelを使用した工数低減。私はMOSやVBAエキスパートを取得していることもあり、Excelを使用した工数低減に取り組んでまえりました。現場では私の作成したExcelツールで年間100時間以上の工数低減に成功しております。

 3つ目は英語力。これからの時代は誰しも英語力が必要になると思い、独学にて勉強を進めてまいりました。TOEICでは865点を取得しているため、日常会話程度であれば問題なく意思の疎通を取ることができます。

 4つ目は継続した努力。自分の興味のある分野は何でも勉強をしようと考えておりまして、直近ではマネーリテラシーを高めるべく勉強をしておりました。企業の決算書を読めるようになりたいと思い簿記3級を取得し、また資産運用にも挑戦するためFP3級の取得をしたました。

 とスラスラ回答します。

 こうやってスラスラと自己PRを語れるようになったのも「資格を取得したから語れる」というよりかは「こういう自己PRを語れるようになるため、資格を取得した」というのが正しい表現です。

 自分は話が得意なタイプではありませんし、Fラン文系私立大学卒からのエンジニアになったので経歴も喋りも嘘くさくて仕方ないんですよね。だから誰にでも分かる形で実績が必要だったんです。

 ここまで語ることができれば、今の会社から突然放り出されても次を見つけるのは簡単ですし、案件としても年収500万を下回ることはまずないんじゃないかなぁ。

 よく「実務経験の方が遥かに重要なんだから、資格なんか取っても無駄」と言われますし、確かにその通りではあるのですが自分の将来を考えるとスキルを明確化しておくのは大切なことだと思います。資格という分かりやすいタイトルを取っていれば会社にも自分が頑張っているというアピールもできますし、いざというときに転職できる構えがあれば会社とも交渉ができます。会社も「コイツは何しても絶対に辞めないだろうな」と思っている相手には対応が雑になりますからね。

 それにいくら実務経験が重要とは言え、それをうまく他人に伝える自信はあなたにありますか? という話で。同じ会社の同じチームの上司ですら「アイツは俺のことを正しく評価してない!!」と揉めるぐらいなので、自分のスキルや成果を誰かに説明するってものすごく難しい行為なんですよね。まして転職するとなると一次面接は現場に出てない人事部のニーチャンネーチャンを相手にしなければならないので、そのときに資格があるとものすごく有利に話を進められるのです。

 

やればできるという感覚を養うことができた

 直近で簿記3級&FP3級という本職とは関係ない領域の勉強をしてみて、最初は本当にチンプンカンプンだったのですが、それでも後半の方になるとスラスラと解けるようになりました。こうやって本職とは関係ない分野を立て続けに勉強したおかげで「最初は分からなくても、とりあえず続けていればできるようになる」という感覚を明確に養うことができました。

 なんというか何に対しても「できない」という感覚がかなり薄まったんですよね。今までは割と何に対しても「できない」「無理」という感覚があったのですが、今では自分にできないことがあっても「向いてない」「割に合わないからやらない」という感覚になりました。まぁ結果としては似たようなものなのですが、マインドとしては結構違うんですよね。

 だから今は何に対してもとりあえずやってみようという気になってます。とりあえずやってみる→なんやかんやできるようになる→更に新しいことに挑戦する→これもできるようになる、と、良いスパイラルができています。

 今は「応用情報技術者試験」と「エンベデッドシステムスペシャリスト」という資格に挑戦しようとしているのですが、こちらも「まぁ多分いけるだろ!!」と思っています。2つ合わせて合計800時間ぐらいは勉強しないといけないのですが、不思議と「できない」感覚はないんですよね。

 いや、でもほんとに資格試験っていいですね。資格ほど社会人にとって優しい制度もありません。資格は大学受験と違って「合格したか」「合格していないか」でしか判断されませんし、合格した場合その効力は一生涯続きます。

 例えば10浪して早慶に入ったとしても「えっ、10年もかかったの…?」と若干白い目で見られますが、資格の場合は1年で合格しようが10年で合格しようが、同じ土俵に並べて判断してもらえるのです。僕の場合TOEICは大学生の頃から勉強を始めて、そこからやったりやらなかったりで足掛け10年はかかっていますが、誰も取得までにかかった年月を問うてくることはありません。

 それに資格試験はあくまでも「合格させるための試験」なので、やってもできないということは基本的にありません。やれば必ずできるアクティビティって世の中案外少ないですからねぇ。

 

 自分に自信が持てないであるとか、転職をしたいが強みがなにもないという人は、まずは簿記3級・FP3級に挑戦してみることをオススメします。

 1日1時間勉強すれば半年で2つとも取得できます。両方取れれば「自分のキャリアを考えたときに、まずはマネーリテラシーを向上させたいと思い勉強しました」と言えばそれだけで立派な強みになります。

 まずは1つやってみましょう。

 そこから人生は変わっていくはずです。



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