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フィリピン語学留学

俺のフィリピン留学記録 Vol.4(4週目)

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俺のフィリピン留学記録 Vol.3(3週目)

※本記録については留学終了後に加筆修正や画像の追加を行います  遂に3週間が終了した留学記録。  周りの環境にも少しずつ慣れ、そこから見えてきたものについて書いています。 この記事の筆者 ・30代組み ...

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※本記録については留学終了後に加筆修正や画像の追加を行います

 今回でフィリピンに来てちょうど4週間(一ヶ月)が経過しました。

 マンスリーテストの受験や周りの真剣に勉強する友人との出来事もあり、より勉強を頑張ろうと思った一週間でした。

この記事の筆者

・30代組み込み系エンジニア
・技術者としてのキャリアの伸び悩みを感じ、会社を退職
・9月から3ヶ月間フィリピン(セブ)で英語留学を実施
 ・一人部屋
 ・1日計6コマ
  ・マンツーマン:4コマ
  ・グループレッスン:2コマ

外国人の友だちを作るメリットって案外薄いんじゃないかな、という話

 この学校の講師もそうなんですが、やたらと「語学学習において外国人の友だちを作るのは重要」と言いたがります。

 でも僕は「案外そうでもなくね?」と思うのです。

 

訂正の機会がないから

 英語ビギナー×ネイティブイングリッシュスピーカーの組み合わせならともかく、英語ビギナー×英語ビギナーの場合、自分の話している英語が合っているのか間違っているのか判別がつきません。そうなると語学学習においてメリットが薄いどころか、誤った英語が定着する可能性があるのでデメリットのほうが強いんじゃないかなぁと。
 もちろんメリットがないとは言いませんが、せいぜい1日10分ぐらい話してその日に授業で覚えたフレーズを頭に定着させるがてら交流を持つのはいいと思うんですけどね。

 

低レベルな英語でも安心してしまうから

 これは以前から警鐘を鳴らしていますが、英語力ってある程度勘所が分かってしまうとそれ以上伸びないんですよ。
 例えば日本人だと「〜したい」と表現するとき「I want to」を多用するじゃないですか。でもネイティブってほとんど「I want to」を使わなかったりします。でも日本人(特に僕)は通じてしまうし便利が故に「I want to」をやっぱり使ってしまいます。よりネイティブに近い英語を話そうと思うと相当意識的に勉強をしないと難しい。
 お互い低レベルながら一旦英語が通じてしまうと「おっ、これで通じるなら、今度からこのフレーズ使えばいいじゃん!」となってしまうんですよね。

 

多国籍でグループを作って遊んでいるとサボり癖がついてしまうから

 この学校でも食堂で4人がけのテーブルにわざわざよそから椅子を持ってきて8人ぐらいでご飯を食べたりしている多国籍グループがいるのですが、彼ら、あまり授業を真面目に出席している気配がない。
 これは予備校や大学でもそうなのですが、一回でも講義を理由なくサボり始めるとなし崩し的に全部がダメになっちゃうんですよ。
 特に一度グループを作ってしまうと必ず誰かが「授業サボっちゃえよ!」と言い出しますし、当人は当人で「真面目に授業受けるより、実際にこういう形で国際交流したほうがいいか」と変な言い訳を自分にしてしまうので加速度的にダメになってしまう。

 上記の話はもちろん人付き合いが大してうまくもなく、校内でボッチやってる僕が多国籍でワイワイやっている連中にやっかみで言ってることを差っ引いて読んでおいてください。

 

RPGゲームのようなフィリピン留学生活

 先日の話になるのですが、フィリピンで広く流通しているSIMカードである『globe』を買ってそのセットアップをしていました。

 フィリピンでは2年前からSIMカードのアクティベーションには身分証明書の提出が必要になりまして、その対応にものすごく苦労しました。Googleで日本語の記事を調べても、どれも身分証明書提出が必要になる前の記事しか出てこず、何をどう設定すればよいのか分かりませんでした。
 結局4時間近くかかりながらもなんとか完了。このセブの学校は自室と自習室にWi-Fiが通っているものの、日中の自習室は生徒が溢れかえってデータ通信が激遅になるためまともに使えません。僕は「どうせ学校でWi-Fi通ってるんだから電子辞書なんていらないだろ」と辞書を持ってこなかったので、日中にネットが使えないというのはなかなか致命的です。
 でも今回のセットアップのおかげで日中でもネットが使えるようになったし、外出してもデータ通信ができるので行動範囲がグッと広がりました。

 それにしてもこのフィリピンでの留学生活ってRPGゲームのような感覚があるんですよね。

 最初は交通手段もないし恐怖感で外に出るのもままなりませんでした。
 ところが学校で生活していると当然必要なものも出てくるというもので、仕方なく数キロ先のスーパーに歩いて買い物に行きます。

・洗濯ばさみを買えた!
 →これで手洗いした服をベランダに干せるぞ
・大きめのトートバッグを買えた!
 →学校から支給されたバッグは小さいから何回も部屋と教室を往復しないとダメだったけど、これで荷物は全部詰め込んで自由に行動できるぞ

 必要な装備を買えるともっとやりたいことが出てきて、他の学校の友だちに情報を聞いたりします。服を買いたいならどこに行けばいいとか、バスはどうやって乗ればいいとか。

・服を買いたい
 →別の島に行かないとどうやら服は売ってないらしい
 →バスを乗り継いで別の島に行くぞ
 →実際にバスに乗ってみた! これで数十キロ先のモールにも行けるぞ!!
 →帰りはGrabTaxiというフィリピンのタクシー配車サービスを使ってみるか。
 →便利な上にめちゃくちゃ安いぞ!

 この歳になってフィリピンの生活は驚きと嬉しさの連続で、日本にいたらなかなかできない経験をできているなと感じています。

 

久々に全身がカーッと熱くなった日

 僕がフィリピン留学に来て「この光景好きだな」と思うのが"夜の自習室"になります。
 21時を過ぎると、さすがに真剣に勉強している人間しか残らないし、真剣に勉強している者だけが残っているあのなんとも言えない熱気が僕はたまらなく好きなんです。

 先日日曜に僕はお昼前後で少し出かけるということで、朝イチに自習室に行って勉強をすることにしました。そこにはグループレッスンで一緒になる拓哉君がいました。
 拓哉君は確か今年で26歳で、新卒で3年会社に勤めた後、セブに来たそうです。6ヶ月コースを受講していて、既に4ヶ月が経過しているとのことですが、かなりの頻度で自習室では見かけてはいました。彼は在りし日の高倉健のごとく寡黙な子なのであってもお互い会釈しかしませんでしたが。
 「今日も拓哉君いるな」。そう思いつつ僕は1時間ほど勉強した後、彼を横目に出かけることにしました。

 夕方に学校に戻って夕食までの間自習室に行ってみると、やはりそこには拓哉君がいました。

 「へぇ〜相当頑張ってるんだな」

 しばらくすると夕食の時間になったので食堂に行き、その後僕は自室に戻って休むことにしました。

 スタプラの投稿をしたり、軽く明日の授業の予習をして、23時にもなったのでさぁ寝ようということでベッドに入ろうとすると、自習室に筆箱を置いてきたことを思い出しました。
 慌てて自習室に行ってみると、拓哉君が朝から全く変わらない場所・ポーズで勉強しているんですよね。

 「(お前、朝から晩までぶっ続けで勉強しとったんか!!)」

 これには僕も久々に全身がカーッと熱くなりまして。
 既に4ヶ月もこの学校にいてだいぶダレる時期であろうに、しかも26歳という若さでちゃんと自分を律して朝から晩までやっている姿に大いに触発されてしまいました。

 そこから急いで僕も教材を持ってきて、24時まで勉強してしまいました。

 

残り60日と、自分の目標について

 さて、留学も残り60日を切ったわけですが、残りの日数で自分の目標とする「ビジネスで使えるレベルの英語スキルを身につける」というところまで到達するのはかなり難しいと感じています。

 このスタプラでも何回も言及している通り

  • 自分の思っていることを伝える英語
  • ビジネスレベルで使える英語

 には非常に大きな溝があります。

 ビジネスレベルはともかく日常会話を不自由なくこなせるようになるには膨大な英語のパターンを覚えていなくてはなりません。僕の場合英単語・英熟語はべらぼうに覚えているので読む聞くに関しては問題ないのですが、いざ自分が話すとなると「どうやって単語を繋げばよかったんだっけ?」と思うことが頻繁にあります。

 例えば

・エアコンから冷たい風が出ない

 ということを伝えたいとき、皆さんはどういう言い回しをしますでしょうか?

 一例としては「No cool air comes from the airconditioner」になりますが、これが意外とパッと頭に浮かばない。

 他にも僕が今日困ったのは

・友達が犬に噛まれて、犬が全然離そうとしなかった

 と言いたかったのですが、これも全然浮かびませんでした。どうやっても簡単な英語で言えるはずなのに。

 その後文章を考えましたが「One of my friends was bitten by a dog, and it would not let go.」が正解になるのかなと思っています。

 このように膨大な英単語・英熟語を覚えていれば読み聴きには問題なくとも、いざ自分が文章を紡ぎ出すとなるとどのように単語同士を繋げればよいのか分からないのです。

 それこそエアコンの件は「No air」、犬の件は「A dog bit my friend, and never go」と言えば通じてしまうでしょう。
 でも通じる英語とビジネスで使える英語には大きな溝があるのです。

 そして文法がめちゃくちゃでも、一度 "通じる英語" を覚えてしまうとそれ以上成長しないことが多いようです。

 今更ですがなぜ英語教育において音読が重要視されるのかが分かった気がします。
 膨大な量の英文を音読していれば、知らず知らずのうちに「単語のつなげ方」が自分にストックされるからです。それがひいては自分が話すときに役立つと。

 ひとまずこれからは出会う文章全部を音読して、自分の中での「英語勘」を養っていこうと思います。

 

マンスリーテスト

 今日は入校1ヶ月が経過したということでマンスリーテストを受けました。
 形式としては入校当初に受験したクラス分けテストと同じもので、「読む」「聞く」「書く」「話す」の四技能が測られます。

 さてこのマンスリーテストですが、内容としてはTOEICに近い内容になっています。
 が、普段の授業形式が別にTOEIC向けになっていないので、授業を頑張ったところでマンスリーテストが伸びるわけではないので「もう少しテスト内容を授業にマッチしたものにしたほうが良いのでは…」と思わないこともありません。

 とはいえ、マンスリーテストで成績が良かろうとも悪かろうとも、そこから再度クラス分けなどがされるわけでもなく、あくまでも定点観測的にやってるだけっぽいので、それはそれでよいかもしれません。

 どの技能のテストも概ね「やや技能が向上」ぐらいに感じたのですが、「話す(スピーキング)」テストに関しては意識の変化を大いに感じました。スピーキングテストの内容は1枚の写真を見せられて、思いつく限りのことを1分間話し続けるというものなのですが、入校当初のテストではほとんど話すことができませんでした。

 けれどもこの学校に入ってから「間違えてもいいから、とにかく発信する」マインドが身についたので、とにかく一分間フルで尺を埋めることができました。まぁ英語自体はムッチャクチャなんですけどね。

 成績は明日の朝返却なので、結果を楽しみに今日は早めに寝ようと思います。

 

マンスリーテストの結果と今後の伸び

 昨日受けたマンスリーテストの結果が返ってきました。
 入校時レベル分けテストからの変化を併せて記載します。

  • Listening:38%→43%
  • Reading:43%→83%
  • Writing:36%→38%
  • Speaking:30%→50%

各技能の所感

Listening

 リスニングはとにかくスピーカーの音質が悪くて、何を言ってるのかが分かりませんでした。高校の学園祭のバンドの演奏で、ギターやドラムの音が大きすぎてボーカルが何を言っているか分からないやつの、ギターとドラムを抜いたVerです。
 スピーカーの音質の悪さについては先に入校していた人たちからも悪評を聞いていて、来月行われるテストではもっと音質が悪くなるらしいので、この技能は捨てます。

Reading

 あまり得点できたイメージはなかったのですが、なぜかハイスコアが出ていました。
 元々TOEIC対策をゴリッゴリにやっていてReadingは得意だったので、今回スコアが伸びたというより入校時テストが極端に悪かったというのが実情でしょう。

Writing

 僕としては4技能の中で一番手応えがありましたが、スコアとしてはほとんど伸びず。
 テスト内容は課題が与えられて、それに対して自分の意見を自由に書くというもの。内容に申し分はないはずで論理構成もしっかりしていたはずなんですけどね。
 周りの友人とも話したのですが、どうやらWritingは内容についてはあまり見ておらず、過去形や仮定法、難しい接続詞などを使っているかを見られているようです。
 今回でなんとなく採点基準は分かったので、次はテクニカルな文章を書こうと思います。

Speaking

 まぁ、妥当かなといった感じ。
 つっかえながらも1分ノンストップで喋ったのがそれなりに評価されているようです。
 今回は割と行き当たりばったりで喋ってしまったので、「私は○○については賛成です。その理由は以下の3つです」というように、論理構成を意識して話すと採点的にも自分のスピーキング的にも良さそうな気がしました。

全体

 入校時はA1+(High Beginner)というレベルで、今回は一つ上がってA2(Elementary)になりました。とはいえ全体のレベルが何段階あるか講師に聞いても「分からない」と言われたので、自分のレベル感を測りかねるのですが(笑)
(以前は9段階だと思っていたのですが、どうもそうでもないらしい)

 

 マンスリーテストはあと2回残しているので

  • 次のテスト:全科目60%以上
  • 最後のテスト:全科目80%以上

 を目標にして頑張りたいなと思います。

 

不登校JKと環境のお話

 木曜日にマンスリーテストを受験して、金曜日その結果が返ってきたということで、当日の夕方のグループレッスンの際お互い成績を見せ合いっこしようということになりました。

 僕のグループレッスンのメンバーは合計6人。人種も年齢も性別もバラバラ。その中で一番の最年少が「桜井さん」という日本人の女の子で、しかもまだ17歳の高校生という。
 初回の授業のとき教室に一番乗りしたのが僕で、二番手が桜井さんだったので「初めまして、僕は東城っていうんですけど、お名前なんて言うんですか?」と声をかけたところ「桜井…です……(明後日の方を向く)」とビックリするぐらい無愛想な対応をされました。
 当時は「(へぇ、おもしれえオンナ)」とかなんとか思っていましたが、その後17歳の高校生と知って「(そりゃ一回り歳上のオッサンからいきなり声かけられたらどう対応していいか分からんわな)」と納得したのをよく覚えています。

 結局その後は一週間もしないうちにメンバー全員打ち解け、桜井さんは最初こそ無愛想でしたが非常によく喋るようになりました。グループで最年少でありながらも英語スキルは一番上で、とても17歳とは思えません。当初は彼女の姿を見たとき「(新卒一年目ぐらいで休職してセブに来た外大卒のOLさんかな)」と思っていました。

 聞くところによると彼女は中学3年間不登校だったそうで、現在は通信制の高校に通っているとのこと。まぁここらへんの話はパワフル還暦マダムの松下さんから聞いたのですが、恐らく松下さんから根掘り葉掘り色々聞かれているでしょうし、それとセットで老婆心から「高校はちゃんと行ったほうがいいよ」とかも言われてると思うので、僕からは彼女の過去については聞かないようにしていました。

 それで成績の見せ合いっこの話ですが、結果としては彼女が一番良かったんですよね。
 レベルとしてはみんな1段階上にあがるのがやっとの状態だったのに、彼女だけ2段上がってました。

 いや、ほんとに僕はこれに感動してしまいまして。
 まず単身17歳でセブに渡ることがどれだけ心細いか、そしてこの環境で周りに流されることなく勉強を続けることがどれだけ難しいか。
 こちとら30歳超えたいいオッサンでありながら初日でホームシックになっているというのに。

 僕自身高校3年間で合計100時間も勉強しなかったし、その後Fラン大学に入って20代の大半を極貧で過ごした身から痛感するのですが「自分に合わない環境から逃げてもいいが、めんどくさい事自体からは逃げてはいけない」ということです。
 彼女の場合中学時代は不登校で、高校も通信制なので世間的にはどうやっても「逃げた」というふうにジャッジされてしまう。でも面倒くさいこと、やらないといけないことからは逃げてないんですよね。

 入学して割と日が浅いときに、本人からボソッと「大学は、いいとこに行きたいんですよね」と言われたことがあります。当時は彼女が不登校だったことや、通信制高校に通っていることも知らなかったので軽く受け流していたのですが、今になってその言葉の重さが身にしみます。

 残念ながら、桜井さんは2ヶ月コースで学んでいるため、この10月末に卒業してしまう予定です。
 グループレッスンでは「おいおい、俺らジジィとババァ、全員JKに負けてんじゃねーか! 次のテストでは年上の意地見せてやろうぜ!!(Hey, we all olders are defeated by the highschool girl. Make sure to show her our old power next time!!)」と、みんなで打倒桜井さんを誓いました。

 

何度でも襲いかかる腹痛

 セブに来て最初の一週間は大丈夫だったのですが、二週目以降はとにかく腹痛に悩まされています。

 そしてこの日曜はいよいよ吐き気まで催すようになっていて、1日中ベッドで安静にしていました。

 それにしてもなんでこんなにも体調不良に悩まされるんでしょうね。外で飲み食いするわけでもなく、飲水にも細心の注意を払っているのに。

 やはり強度のウォシュレット使用による第二口腔からの水道水摂取が原因としか考えられないのですが…

 明日からはしっかり出入口を閉じた状態でウォシュレットを使用するよう気をつけたいと思います。

次回
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俺のフィリピン留学記録 Vol.5(5週目)

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