僕は今、毎日最低1時間は業務以外で勉強を行っています。(といってもたまに仕事が忙しかったりすると家に帰って寝落ちしてしまってできなかったりすることもありますが・・・)
学生時代はほとんど勉強をできなかった自分がなぜ20代後半になってコンスタントに勉強をできるようになったか。
それには理由があるんです。
それは前職で事務職をやっていたときに、ある2つのことを強く感じたからです。
その2つとは
- ブラックな環境を抜け出すためには会社と対等な立場にならなければならない
- 人の評価が上がるときは、危機感を感じたときのみである
という2点です。
今日は僕がなぜこの2点を強く感じるようになったか、そしてどうして勉強が継続できるようになったかについてお話したいと思います。
①ブラックな環境を抜け出すためには会社と対等な立場にならなければならない
なぜ人は嫌だと思っているブラックな仕事環境から抜け出せないか。
それは自分と会社が対等な関係ではないからです。
嫌なことがあったときに「そんな事言うなら、辞めるわ」と言えないからこそブラックな環境を甘んじて受け入れてしまうのです。他に行く場所がないからこそ、その環境を受け入れざるを得ない。
僕がかつて働いていた職場はまぁまぁブラックな環境でした。
といっても会社自体はそこまでブラックな環境ではないのですが、僕自身がどうにも仕事で断りきれないタイプで、明らかにキャパオーバーな状況でも仕事を引き受けてしまう。その上作業の担当区分が曖昧なものは自分から拾いに行ってしまう。
僕の方がそんな体質なものですから、周りも段々と「何かあっても東城がやってくれるし」と悪い意味で僕に仕事が集まるようになってきました。本当は僕の担当ではないのにある仕事が放置されていると「前は東城がやってたんだから今回もやれよ」となってしまうのです。
このあたりは僕と同じように割とお人好しなタイプの人であれば経験があるはずです。
上から「お前の力がどうしても必要なんだ!」と散々甘いことを言われ、頑張って仕事をこなすも、終わったあとは「ありがと」の一言もない。そのことを問いただすと「いや、結局はお前の判断で引き受けたんだろ?」とアッサリ片付けられる。それに対してメンタルブレイクを起こしていると「ったく、いい歳こいて何やってんだよ」と呆れられるという、なんだかチャラ男に騙された女の子みたいなことを繰り返してました。
それといつまでも部下がお人好しをやっていると、上も真剣にマネジメントをしなくなり、それが回り回って組織として成長していかなくなると思うんですよね。一人がそうやって仕事量を時間でカバーするようになると上も仕事の効率化を考えるのがめんどくさくなり、周りに「お前も東城みたいに残業して仕事をこなせ!」と言いかねない。結果として悪循環が発生してしまいます。
では、どうやってその悪循環を断ち切るか?
②人の評価が上がるときは、危機感を感じたときのみである
前述のように実績はともかく仕事量は誰よりもこなしていたはずなのに、会社での評価は思うように上がっていきません。それどころか部下にガンガン仕事と責任を押し付けていく上司の方が評価されていく。
ここで、人はどういうときに他人を評価するのかを考えてみましょう。
会社も恋愛も「一心に頑張ってくれる人を評価したい」って言いますけど、それは
「他の環境でも十分にやっていける人が、あえて自分を選んで、一心に頑張ってくれる」場合だけなんですよね。
特にスキルも何もない人が「一心に頑張ります!」と意気込んだところで「そりゃスキル無いんだから頑張れよ」と思うだけですし、最悪「(成果も出てないのに無駄に『頑張ってるアピールされて迷惑なんだよなぁ・・・)」と逆に評価を下げかねることになりません。
評価が上がるときって「このままだとこの人は違うところに行ってしまう! それでは困る!」という場合だけなんですよね。たとえどれだけ実績を上げていても他所に行く心配がなければ、まぁ、評価が上がることはありません。
①②を踏まえて具体的に何をすればよいのか
ずばり、勉強。
勉強してどんな環境でも即座に成果が出せるようなスキルを身につけるしか無いんですよね。もしくは本業に頼らなくてもやっていけるような副収入を作るとか。
僕は20代前半の頃はずーっと現状に不平不満を言い続けて、最近言うことも尽きてきたのと前述のような仕組みに気づいて「やっぱ勉強するしか無いのかぁ」と思い至り勉強を続けています。
現状の仕組みや環境に不満があって、それが明らかに不公平なものであっても口で上に物を言うだけでは絶対に変わりません。だって上は現状を変えるメリットが無いのだから。なんとか部下をなだめてのらりくらりとかわすだけです。
だから勉強してスキルを身につける。
スキルを身に着けて、劣悪な環境に身を堕とされそうになったら「じゃ、辞めますわ」と言えるように。
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