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プログラミング 考え方

フロントエンドエンジニアへの転身は一時凍結します(多分一年ぐらい)

 このブログでずっと勉強記録をつけていて、かつ、定期的に報告していたフロントエンドエンジニアへの転身の夢ですが、訳あって1年ほど凍結することにしました。

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 僕は本業でC言語の組み込みエンジニアとして、家電製品の制御ソフト仕様開発という仕事に携わっているのですが、この組み込みのスキルが思ったよりもポータブルにならないことや、このご時世では会社で順当に昇進していっても昇給額はわずかということでWeb系のフロントエンドエンジニアに転身、もしくは副業でフロントエンド系の仕事を個人受注するという夢を思い描いておりました。

 このブログでも定期的に勉強記録を報告していて、『Progate』から始まり『ドットインストール』や『TechAcademy』などを本業の忙しい合間を縫って勉強しており、特に『TechAcademy』ではボーナスを注ぎ込み3ヶ月で20万円もの受講料を払っておりました。

 そういった勉強を1年以上続けてきて、最近身の回りで「フロントエンドエンジニアに転身するのが本当に正解なのか?」と思う出来事があり、色々考えた結果、「今の段階での転身は正解ではない」という結論に至りました。

まずは置かれた環境で実績を挙げる

 最近motoさんという、32歳で年収5000万円(本業で1000万/副業で4000万)を稼ぐエリートサラリーマンの方が書かれた『転職と副業のかけ算』という本を読んだのですが、その中で

年収を上げる転職には「今いる会社」で成果を出すことが必要です。

 というフレーズが非常に心に残りました。

 

 僕がフロントエンドエンジニアを目指した理由は、

  • 本職とは別にもう一つやれる仕事を持つことで心に余裕を生む
  • 副業でお金を稼ぐことで、生活に余裕を生む

 という目的からなのですが、本職で大した成果も挙げていない傍らでずっとWeb系の勉強をすることに多少なりとも違和感を感じていました。

 

電子工作との出会い

 本職とは別でWeb系の勉強を続けて1年以上経った現在、ちょっとしたキッカケから電子工作をやるようになったのですが、これが見事にハマッてしまいまして、夢中になって工作をやるようになってしまったのです。

 何が面白いって、今まで「自分には大したスキルも身についていない」と思っていたのが、電子工作をやってみると完全に自分のハンドリングでモノを動かせてしまう。

 本職でやっていた組み込み制御の知識が存分に活かされ、ちょっとした工作物なら自分で調べてできてしまう。

 今まで「電子工作なんて自分には絶対ムリだ」と思っていたのと、こうやって工作をやることで自分にはスキルが身についていることを体感できて、会社で仕事が終わると一目散に家に帰り、ずっと抵抗やらコンデンサーやらモーターを触っていました。

 

研修資料作成と転職

 そんなことをやっていると、ある日会社から

 会社「東城君、そんなに熱心に電子工作やってるならついでに会社の新人研修用の資料作ってよ。ほら、前も君、『うちの会社の研修資料はなってない!』って怒ってたじゃん。資料作成に必要な経費は出すから、頼むよ!」

 と言われてしまいました。

 そうなんです。うちの会社は「未経験からでも立派なエンジニアに育てる研修カリキュラムがあります!」とかなんとか言ってる割に中身はボロッボロで、それに関してずーっと苦言を呈していたのです。

 過去に散々吠えてしまった手前、何もやらないというわけにもいかなく、また会社からある程度お金ももらえるということで取り掛かることにしました。

 

 最初は「なんで現場の末端社員の俺が研修資料なんか作らないといけないんだよー」なんて毒づいていたのですが、ある時にふと気づきました。

 

 「これ、研修資料をちゃんと作れば、転職の時に『僕は部下の教育に非常に強い関心があります』っていうエビデンスになるんじゃね?」

 

転職の面接で語れる3つの武器を作る

 会社側に提出した研修資料をそのままよそに持っていくというのはコンプラ的にアウトですが、会社に提出したものをベースに転職面接用の研修資料を作成して、それを面接官に見せれば自分がいかに部下の教育に熱心なのかという証明になります。

 特に新人研修というのは放置されがちなポイントなので、そこに切り込める人材というのはかなり貴重なはずです。

 

 組み込みのスキルに関しては実際に作った電子工作を見せる。そして教育に関心がある人材だということは研修資料で証明する。

 

 ・・・・・・・・・もうあと一つ武器があれば!

 

 じゃあ自分でもうあと一つ武器になるものは何かと考えた時に、実は僕、そこそこ英語ができるんですよ。(TOEICの点数で言うと730点を超えれた)

 これを860点まで引き上げられれば「組み込みを理解していて」「教育に非常に関心があり」「英語も自由に扱える」という人材になれます。

 そうすれば転職の際に、かなりの額を要求しても、その理由をしっかりと説明することができます。

 

 

 そう考えた時に果たしてこのままWeb系の勉強を続けることが得策なのか。

 

 まずは今の会社で研修資料を完成させ、英語力を伸ばすという実績を上げて組み込みの世界で転職をしたほうが、年収は大幅に上がりそうです。

 

スキルがポータブルになるかは本人次第

 新人研修資料を作れと会社から命令された当初は「面倒くせー」と思っていたのも、これが転職に使えると分かった途端、やる気が猛烈に湧いてきて、今は毎日セッセと資料作成に勤しんでおります。

 たった一つものの見方を変えただけでこんなにやる気が出るのも不思議なものですね。

 

 そこで思ったのも「この仕事、将来にどう繋がってくるんだよ」と思ってしまうようなものでも、「どうやったらこの仕事を将来に繋げられるだろう」と考え方一つ変えるだけで人生変わってくるんだなということです。

 この記事の冒頭でも「組み込み系は思ったよりスキルがポータブルにならない」と言いましたが、スキルがポータブルになるかならないかは本人の考え方や身の振り方次第なんじゃないかなぁと考えを改めるようになりました。

 

 ということで、1年以上続けていたWeb系の勉強も一旦凍結させ、まずは本職の組み込み系で転職を成功させたら、そこから再開していこうと思います。

 「Web系の勉強にかなりの額かけたけど、凍結させたらもったいないんじゃない?」という声もあるかと思いますが、Web系の勉強を通じて忙しい合間を縫って勉強時間を確保する方法であるとか、疑問点をググって自分で解決するというスキルを身につけることができたし、このスキル自体はどの領域でも通用して決して無駄にならないものだと思っています。

 

 今の計画だと組み込み系での転職の成功にはそれはそれでまた1年ぐらいかかりそうですが、やるべきことの道筋は見えたので、今は非常にワクワクしています!

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