- 口下手が故に転職の面接でうまく自己PRができない
- 「○○について聞いてくれていたらもっとうまく喋れたのに」と面接後によく後悔する
- 自己PRをうまく行う方法について知りたい
今回はこのような疑問にお答えいたします
僕はもともと口下手で就職(転職)の面接ではうまく喋れず、ことごとく失敗を繰り返していました。
しかしある時面接の場に自分の経歴や自己PRを書いたパワポを持ち込みプレゼンをすることを思いつき、実行。すると自分が主導権を持って話すことができ、面接がとてもうまくいくようになりました。
結果として大手企業からの内定を勝ち取り、年収を150万円もアップさせることができました。
今回は僕と同じように口下手で面接の場でうまく話せない人に向けて、どのようなパワポ資料を持ち込み、そしてどのようにプレゼンをしたらよいか解説したいと思います!
この記事の筆者
F乱文系私立大学出身から20代後半で事務職→エンジニアに転身。
そこから3年間毎日1時間以上勉強することで大手家電メーカーへの転職に成功。年収が150万円アップする。
口下手な人は面接にパワポを持っていけ!
よく面接で「この質問をしてくれたら、もっとうまく自分の強みを語れたのに!」と思うことはありませんか?
僕は口下手なので、面接官から飛んでくる質問に的確かつコンパクトに回答を出すということがあまり得意ではなく、いつも面接のたびに「もっとうまく話せたらな…」と後悔していました。
面接対策として質問を想定して回答を用意する方法もありますが、それもそもそも面接官がこちらの思う質問を投げかけてくれないことには自分の強みを余すことなく伝えることができません。
そこで冒頭の通り経歴や自己PRを書いたパワポを持ち込むことを思いつくのですが、これが大ハマリ。自分が主体となってプレゼンを進めていくことができるので強みを余すことなく伝えられます。
最初は僕も「こちらでパワポを出したら企業に嫌がられるのではないか」と心配になっていましたが、面接官としても応募者の経歴や強み、スキルを知りたいので現場では大変好評でした。面接の場で奇をてらった質問をされたりするのも応募者のスキルをあぶり出すためのものなので、最初に応募者側からスキルを説明してもらえばその後は強い質問をしなくて良くなるんですよね。
どのようなパワポを作ればよいか
パワポに盛り込むべき内容は以下の通り。
- 経歴概要
- 業務内容説明
- 実績
- 身についたスキル
- 弱み(なぜ転職を決意したか)
- 自己PR
ここではサンプルをお見せしつつ解説していきます。
応募者の設定
・現在28歳
・Fラン文学部卒
・1社目:アパレル
・中国からスポーツウェアの輸入と小売店への納入手配を担当
・簡単な中国語や英語なら対応可能
・手配業務なので実績が出ない スキルが身につかない
・2社目:派遣エンジニア
・大手家電メーカーに派遣
・電子レンジの温度センサ制御ソフトを担当
・C言語であれば中級者レベル
・ポータブルスキルとなるモーターの制御を行いたい
作成したパワポ
①まず最初にタイトルを表示。タイトル名は『業務説明資料』でも『自己PR資料』でも何でもOK。
②自分の経歴を簡単に説明。
③ここで具体的にどんな業務をやっていたかを説明する。組織図を使って見た目一発で業務内容が分かるようになっているとベター。
④身についたスキルを箇条書きで、面接官がメモをしやすい分量で表す。調整系の仕事は数字で成果を表しづらいので、盛れるところは盛って伝える。
⑤業務をやっていて、何を課題として捉えたかを記載。その後の転職理由につながるとよい。
⑥2社目も同様に業務説明。
⑦数字として成果を語れるのであれば数字を積極的に入れる。
⑧課題があって、それを解決するために転職活動をしているのだと伝える。
⑨全体を通じてアピールできる要素があれば自己PRの項目ですべて書いてしまう。
パワポを作る上での注意点
- すべて箇条書きにする。
- スライドには必ずNoを振る。
- 1フレーズ20文字程度。スライド1枚あたり100文字程度に収める。
- 盛り込むだけ盛り込んで、説明しないのもアリ。
すべて箇条書きにする。
面接官がメモを取りやすいように、箇条書きで書いておきましょう。それにパワポが文章形式でダラダラと書いていると説明する方も冗長になってしまいます。要点だけ簡潔に書いておいて、説明のときに掘り下げましょう。
スライドには必ずNoを振る。
こちらからのパワポの説明が一通り終わると面接官から内容について質問が来ます。そのときにNoが振ってあると面接官も指摘しやすいので、Noは必ず振っておきましょう。
1フレーズ20文字程度。スライド1枚あたり100文字程度に収める。
これも面接官がメモを取りやすくするための配慮。1フレーズ20文字程度であれば頭に記憶してメモを取れるので、これぐらいの長さにしましょう。どれだけ長くても40文字以内には収めたく、それを超えそうであれば別項目として分けること。
スライド1枚あたりも100文字であればパッと見で全部の内容が理解できるのでこれぐらいには収めたいですね。
盛り込むだけ盛り込んで、説明しないのもアリ。
自分が主導権を握ってパワポでPRをするとなるとあれもこれも盛り込みたくなるのですが、1回の説明では長くても5分程度には収めたいところ。
そこで僕はパワポに自己PRを盛り込むだけ盛り込んでおいて「すべて説明すると長くなりますので、一部省略して説明させていただきます」と言ってプレゼンをしていました。
そうすると後から面接官が「説明がなかったけど、No.○のシートも解説してくれない?」と言ってくれるんですよね。
結局そうしていると面接の1時間がこちらのプレゼン内容に関する質問だけで終わって、向こうからの思ってもみない質問が飛んでこなくなるというメリットがあります。
パワポを出すタイミング
最初の自己紹介が終わったタイミングで
「口頭での業務説明では分かりづらいかと思いますので、資料を用意いたしました。そちらを使って説明させていただけないでしょうか」
と言いましょう。
Web面接の場合はそのまま画面共有をさせてもらい、対面の場合は部屋にあるディスプレイに映すか事前に資料を印刷して渡しましょう。
転職エージェントにパワポを添削してもらおう
作成したパワポは転職エージェントに見せつつ実際にプレゼンもしてみて添削をしてもらいましょう。
エージェントも応募者の面接通過率が上がれば自分の報酬として返ってくるので、嫌な顔はされません。
こういうときのためにエージェントは存在しているので、ガンガン使っていきましょう!
まとめ
せっかくスキルがあっても、それが面接の場で伝えられないのであれば応募者も企業側も非常に残念なミスマッチが起こっていると言わざるを得ません。
そして自分が口下手だと自覚しているのであれば黙って面接を受けず、パワポを持ち込むなどして自己アピールをし、内定を勝ち取りましょう。
ぜひみなさんもパワポを使って内定の獲得と年収のアップを実現させてくださいね!