- 英語力を伸ばすために留学を検討しているけど、生活費の安いフィリピンはどうなんだろう?
- 留学に行って本当に英語力は伸びるの?
- どんな学校を選ぶべき?
- 仕事を辞めて行くべき? それとも休職? 辞めた後に必要な手続きは?
英語留学の候補地として最近よく聞くようになったフィリピン。でもその実態については聞かないですよね。
僕は30歳を超えてからフィリピン(セブ島)に3ヶ月留学して、劇的に英語力を伸ばすことができましたが、留学に行く前は不安なことが山ほどあり、かなりの時間悩みました。
今回は実際にフィリピンに留学を経験した自分が、留学するにあたって出るであろう疑問にすべて答えてみました!
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この記事の筆者
・30代組み込み系エンジニア
・技術者としてのキャリアの伸び悩みを感じ、会社を退職
・2024年9月から3ヶ月間フィリピン(セブ)で英語留学を実施
・一人部屋
・1日計6コマ
・マンツーマン:4コマ
・グループレッスン:2コマ
留学に行くにあたっての心構え
フィリピン留学は行ってためになるか
まず、フィリピンに限らず留学に行って後悔する人間はいないと思います。
詳細は後述しますが、留学に行ったからといって必ずしも英語力は直線的に伸びるわけではないものの、日本を離れて異国の地で勉強することはその後一生モノの経験になると思います。実際に僕の周りで「留学に行かなければよかった」と後悔している人間は見たことありません。
留学に行くメリットとしては、まず英語力が伸びること。特に日本国内では機会がないため伸ばすことが難しいスピーキング能力を劇的に向上させることができます。
また中国、韓国、アラブのようなお互いの母国語が違って通常であればコミュニケーションを取ることが難しい他国の人間とも英語というツールを使えば話ができて友達になれることには感動します。
何よりもフィリピンという異国の地で生活でき、それでいて英語が使えるとなると「自分は世界のどこでも暮らすことができる!」という揺るぎない自信を得ることができます。
自分に自信が持てず、何の取り柄もないという人ほどフィリピンでの留学をオススメします。
留学に行けば誰もが英語ペラペラになれるのか
なれません。
ペラペラになるためには「TOEIC730点以上取得した状態で、真面目に授業を受けつつ空き時間はずっと勉強をした状態で3ヶ月滞在」が最低条件です。
留学に行って24時間英語を使う環境と言っても、生活に必要な英語というのはパターンが決まっているし、ある程度英語の"勘所"を掴んでしまうとそれ以上はかなり意識して英語力を磨いていかないと流暢な会話はできないのです。
これは字の綺麗さと同じで、より多くの字を書いている人(≒長生きしている人)がみんな字が綺麗になるわけではなくて、綺麗に書こうとするのであれば意識した訓練が必要です。
僕は留学を「24時間ジムに滞在する権利を買うようなもの」と思っています。
筋肉をつけたいのであればただジムに滞在していてもダメで、やっぱり苦しみながら重りを上げたり下げたりしなくてはならないのです。
自分の肌感覚としては、3ヶ月滞在する生徒が100人いて、日常会話に不自由しなくなるのは5人ぐらいでしょう。
それでも僕は留学はやはりオススメで、仮に滞在期間中勉強をしていなくて英語力が思うように伸びなくても異国の地で生活したという経験や、留学に行ってみて「英語の上達に近道はないんだな」と悟ることも今後の人生に大いに役立つと思うんですよね。
英語力の伸びについて
TOEIC730点オーバーの状態でフィリピンに渡り、かつ、現地でも毎日勉強をするという条件をつければ下記の通りとなります。
- 1ヶ月:英語を話すことに抵抗感がなくなる(流暢には話せない)
- 2ヶ月:日常生活に必要なフレーズは一通り身につく
- 3ヶ月:日常会話であれば問題なく話せる
1ヶ月では目に見えた英語力の向上はないのですが、それでも英語を話す抵抗感はなくなり、今後の英語学習は劇的に向上させることができるでしょう。
2ヶ月も滞在すると日常生活に必要なやり取り、それこそスーパーなどに行ったときに「聞かれること」「こちらから言わないといけないこと」の基本的なパターンはすべて出尽くすので、現地での生活には困らなくなると思います。
3ヶ月滞在することでやっと日常会話レベルであれば回りくどい表現などになりながらも、自分の言いたいことはそれなりに話せる状態になります。
傍から見ていて「さすが留学に行っただけあるな!」と思ってもらえるぐらいの英語力を身に着けようとするなら3ヶ月は必要です。
フィリピン人の英語について
もちろんフィリピン訛りはありますが、初学者で「まずは英語をスラスラ話せるようになりたい」と考えているレベルであれば全く影響ないでしょう。
よく「フィリピンで語学留学すると訛りが移ってしまうのでは…」と心配される方がいますが、訛りはまずうつりません。うつるぐらい学習能力が高い方ならそもそも留学に行かなくても日本で十分自学自習できると思います。
仮にこれがアメリカやイギリスに行ったとしても現地の訛りがあるわけで、ネイティブの話し方もそれはそれでクセがあります。まずをもってネイティブは話すスピードが早いのと、例えば「Would you like~」と言うのでも「ウジュラ~」と省略されていたりするので聞き取るのがかなり難しかったりします。日本語で言えば「おはようございます」を「おざーす」と言うようなものですね。
発音を気にする前に、まずは自分の思ったことを文法通りに正しく発話できるようになる方が先決でしょう。
それに教科書通りのピュアな英語を話してくれる人間はあまりいないので、フィリピン英語に慣れておいたほうがあとあと役に立つんじゃないかなぁと僕は思います。それにフィリピンのどの語学学校もネイティブを数名配置しているので、最初はフィリピン人の先生に教わって、途中からネイティブクラスに移るのも手段としてはアリです。
留学前にやるべきこと
- 25歳未満:TOEIC730点以上取得
- 25歳以上:TOEIC860点以上取得
本当のことを言うとTOEIC860点以上取得して「日本でやれることは全部やった」と言える状態になってから留学に行ってほしいです。というのもTOEIC730点以下だと授業がまともに成り立たないのです。730点あれば相手の言っていることが分かりますし、それなりに単語も知っているはずなので、流暢な受け答えはできないにしても単語で回答でき、一応授業は成立します。
特に単語・熟語は日本にいるうちにやり込んでおいてほしく、TOEIC730点以下の生徒は結局みんなフィリピンに行ってもターゲット1900などを使って単語の勉強をしています。日本でもできるような愚直な勉強法の中にしか英語の上達はないんですよね。
以下にTOEICのスコアが取れてれば問題ありませんが、スコアが取れていないのであれば最低限
- 英単語ターゲット1900/英熟語ターゲット1000
- 瞬間英作文3冊
は完全にマスターした状態でフィリピンに渡ってほしいです。
(例示した本でなくても同レベルのテキストがやれていればOKです)
学校選びについて
どの学校/エージェントを選ぶべきか
検索上位に出てくる学校ならどこも大差ありません。
そしてエージェントも大差ありません。
フィリピンに限らないと思うのですが、現地の教育システムと言っても結局は日本でも使っているようなテキストをイングリッシュスピーカーの先生が全部英語で説明しているだけで「現地でしかできない画期的な教育システム!!」みたいなものはないのです。
もちろん学校によって講師の質もあるでしょうが、講師の質以上に相性もあるので、そこを深く考えるだけ無駄なんですよね。先生は合わなかったら無制限でチェンジできるので心配する必要はありません。僕も最初は「チェンジしたら先生と気まずくなるのでは?」と思っていましたが、別に向こうもチェンジに慣れているので気まずくなるということはありませんし、合わないと思ったら無理に耐える必要もないんですよね。
なので学校を選ぶポイントとしては
- 施設がきれいか
- 近くにスーパーはあるか
- 洗濯は校内にランドリー(クリーニング)サービスがあるか
ぐらいしか見なくて良いと思います。
留学エージェントも、我々顧客とエージェントでやり取りすることってあまりないので、どこのエージェントを使っても変わらない気がします。行きたい学校が見つかったら複数のエージェントで相見積もりを取って、それで一番安い金額を出してきたところを選べばいいでしょう。
心配であれば一応X(旧Twitter)で評判を検索してみればよいかと思います。
スパルタにすべきか
朝8時から夜10時までみっちりやるタイプのスパルタコースはオススメしません。
スパルタにすると復習する時間が取れず、結局英語力が伸びないのです。
マンツーマン4コマ、グループレッスン2コマが一番良いバランスだと思います。
授業は基本的にガンガン先に進んでいくので復習をする時間を取らないと、英語が身につかないままただ漫然と授業を受けるだけになってしまいます。
ノンスパルタの9時~17時授業でも、朝昼夕飯を食べたり身の回りのことをやっていると勉強できる時間は1日で6時間が限界になります。1日計6コマ授業だと全コマに対して30分復習・30分復習することに。やはり1日6コマの授業数が限界かなぁと。
授業はマンツーマンオンリーにするのはどうか
マンツーオンリーはオススメしません。
前述の通りマンツー4コマ/グループ2コマが一番良い組み合わせだと思っています。
「早く英語力を伸ばしたいから」とマンツーマンオンリーにしていた生徒もいましたが、さすがに授業全部がマンツーだと息が詰まります。
それにグループレッスンがあったほうが友達が出来やすいのと、グループレッスンで自分より上手い人と下手な人に囲まれながら勉強するのが一番伸びるのです。
学校内で差別的なものはあるのか
僕は韓国系セミスパルタ学校にいましたが、差別的なものは一切ありませんでした。
というより同じ日本人よりも韓国人の方が優しかったとすら感じました。
講師もスタッフも他の生徒も日本人だから差別するとかいったことはまずありません。
街に出てみても日本人だから雑な対応をされたということもありませんでした。
30歳を超えていても馴染めるか
全く問題ありません。
だいたいどこの学校も半数以上が20代ですが、30歳以上の生徒がいたからといって周りから白い目で見られることはありません。
日本人比率が低いところに行くべきか
無理をして日本人比率の低いところに行く必要はありません。
僕はむしろ日本人比率が40%ぐらいのところに行くべきかと思っています。
「外国人の友達に囲まれることで英語力を伸ばしたい」という意図があると思いますが、同じ英語ビギナー同士で固まっていても英語力ってほとんど伸びませんし、最初はハイになって多国籍でワイワイやっていた生徒も1ヶ月もするとやはりコミュニケーションの難しさから同じ国同士で固まるようになりました。
特に日本人は世界的に見ても異質な文化を持っているので、下手に日本人比率が低いとかなり苦労するんじゃないかなと思います。ほら、外国の人って平気で共有スペースにゴミを残していくし部屋でもガンガン音楽鳴らすし。
相部屋か一人部屋のどちらを選ぶべきか
金銭的な余裕があるのであれば、圧倒的に一人部屋を選ぶべきです。
僕は一人部屋を選んでいて、学校に入学した当初はなかなか友達ができず、相部屋でワイワイやっている他の生徒を羨ましく思っていました。しかし相部屋だと夜に他人がガサガサしているとやっぱり起きてしまうし、特に「部屋が汚くても平気」という生徒と一緒になってしまうと最悪です。僕の友人は外国の生徒と一緒になってしまい、何度言ってもシャワーと洗面所をビチャビチャにされてしまうことにキレ散らかしていました。
相部屋って一番神経質な人間がワリを食いますからね。
行く時期について
可能であれば閑散期に行ったほうが良いです。
自分は閑散期に行ったので後悔はありませんが、春休みや夏休みのような大型連休を挟んだ繁忙期に行った人は苦言を呈していました。繁忙期はとにかく人が多くて、学食もパンパンになってまともに席に座れないそうな。
特に子どもが走り回って自習室もうるさくて集中できないと愚痴をこぼしていました。
学校内の盗難について
盗難については聞いたことがありませんし、まず起きないのかなぁと。
基本的に留学には裕福な人間しか来ないのと、校内には監視カメラが多数設置されているので、盗難は起こりにくい環境であると思います。
共有スペースにもみんなスマホなり財布なりPCをボーンと放置していましたけど、誰かが盗んだ盗まれたという話は聞きませんでした。
料理について
僕が通っていたのは韓国系セミスパルタ学校でしたが、料理は基本的にフィリピン料理でした。なのでチキンやポークが多めです。
サラダやフルーツも出てきますが、衛生的にあまり良くないと言われているので、最初はあまり食べないほうが良いです。
味は学食クオリティで、別にそこまでまずいということはないのですが、なにせレパートリーが無いので3ヶ月も滞在していると飽きます。栄養バランスは良くないのでビタミンCサプリは必須ですね。
フィリピンの治安について
僕はセブ島に留学していましたが、少なくともセブはよほど変な行動を取らない限りは危ない目には合いません。
留学前は「バスもスリがいるから気をつけろ」と聞いていましたが、ゆるゆるなポケットに財布でも突っ込んでいない限りは無理やり盗んでくるということは無いのではないでしょうか。
移動もバスが不安であればUberTaxiの東南アジア版GrabTaxiを使えばどんな時間帯であっても事前に料金が分かって安全に移動できますしね。
気温について
年間を通して気温が30℃ぐらいと「やや暑い」状況です。
10分ぐらい歩けば汗がじんわり出るぐらいですが、とにかく気温の上下がないので一度慣れてしまえば非常に過ごしやすいです。
留学に行くまでの準備
休職か退職か
可能であれば休職の方がいいと思います。
無職になってしまうと帰国後に年金や健康保険の手続きなどをしなくてはならず色々とめんどくさいですし、新たなクレジットカードを作れなかったりと思わぬところでデメリットがあったりします。何よりも無職だと金銭的な不安が生まれてしまうので、メンタルに悪いですしね。
会社側が休職でもOKと言ってくれるのであればその言葉に甘えて休職して、考えが変われば退職してしまえばいいと思います。
僕は元々会社を辞めるつもりだったのと、留学から帰ってきたら自分で副業の準備などをしたかったので退職を選びました。
退職した後に必要な処理は何があるか
- 失業(雇用)保険
- 国民年金
- 健康保険
この3つだけなので退職をしてもやることは思った以上に少ないです。
失業保険は会社を退職して2週間ほどすると会社から離職票というものが届くので、それをハローワークに持っていくだけ。国民年金と健康保険についても離職票を持って役所に行けばあと流れるように処理をしてくれます。1~3までの処理は待ち時間を除けば数時間で終わってしまうので「色んな手続きが必要なのかな」と思っていると拍子抜けすると思います。
僕の場合は会社を退職して有給消化期間中を挟んで留学に行っていたので、離職票が出てすぐには全部の申請ができず「離職票が出てどれぐらい遅れて申請に行っても大丈夫なのだろう」と心配していましたが、どうやら3ヶ月ぐらいは大丈夫そうです。(もちろん離職票が出次第、届け出るのが原理原則なのですが)
失業保険は届け出が遅れれば遅れるほど自分がもらえるお金が少なくなるだけですし、国民年金や健康保険もあまりにも届け出が遅いと市町村側から勝手に納付書が送られてくるそうです。
もし僕と同じように有給消化期間またぎで留学に行って、離職票が発行され次第即時届け出ができない場合は事前に役所やハローワークに相談しておきましょう。
海外旅行保険には入るべきか
絶対に入ってください。
僕も最初は「クレジットカードについている保険を使えばいいか」と思っていましたが、向こうはデング熱や狂犬病の恐れがあるので、専用の保険は入っておいたほうがいいです。実際に僕の周りでもデング熱や狂犬病にかかった人間がいます。
なによりフィリピンは交通ルールが「車に轢かれるやつが悪い」というマッドマックス仕様になっていますので、特に交通事故の危険性が高いです。
留学中の家の管理はどうするか(一人暮らしの人向け)
僕はガスと水道だけ止めて、監視カメラをセットしつつ月イチで家族に様子を見てもらっていました。
部屋中にゴキブリホイホイとコバエホイホイをセットしつつ排水口はすべてガムテープで塞いで虫が上がってこれないように。換気扇も一日中回していたのですが、そのおかげか部屋に異常はありませんでした。
車もありましたが、車は全く使用しない状態で3ヶ月も放置するとダメになってしまうので、保険を「乗った人全員が対象」に切り替えて家族に預かってもらって、定期的に乗ってもらいました。関東圏だと車の預かりサービスのようなものがあるらしいので、それを使うのも手かもしれませんね。
郵便物について
MailMateという郵便物受取代行サービスがあるので、それを使えばOKです。
郵便局に転居届を出せばMailMateという会社のオフィスまで郵便物が転送され「郵便物が来ました」と通知されるのです。
書留のようなサインの必要なものも受け取り可能で、要望を出せばMailMate側で中身のスキャンも行ってくれるのでフィリピンでも郵便物の中身を確認できます。
現地に持っていったほうが良いもの
現地でも当然日用品は買えますが、日本から事前に持っていったほうが良いものを紹介します。
10日分の着替え
僕は7日分の着替えで曜日ごとのローテーションをしようと思っていたのですが、フィリピンは暑いので汗をかいて意外と着替えをします。
7日分+3日分ぐらいは服を持っていったほうが良いでしょう。
タオル
こちらも着替えと同様に、何かと入り用になるので大量に持っていったほうが良いと思います
特に現地のタオルは高い上に全く水を吸わないので注意が必要です。
Tile(AirTag)
空港で荷物を預ける/受け取るときにもTileで場所を把握できてるとものすごく便利です。
僕は7個買っていって、身の回りのものにはすべてTileをつけていました。Tileをつけていると物を無くしたり盗まれたりしても安心ですしね。
タンブラー
現地では水道水が飲めないので、こまめにウォーターサーバーに水を汲みに行かなくてはなりません。
なのでタンブラーは必須なのと、口が大きくて洗いやすいものを持っておくとよいでしょう。
室内用サンダル
フィリピンは土足文化なので、部屋の中も基本的には土足です。
日本人の感覚であれば部屋の中は部屋の中で室内用サンダルがあったほうが良いかと。
変圧USBコンセント
日本(100V)とフィリピン(220V)では電圧が違うので、電圧差には注意が必要です。
USBコンセントもスマホなどを買ったときに付属されてくるようなチャチなやつでは変圧してくれないので、ちゃんと変圧してくれるものを買いましょう。僕はAnkerの『PowerPort 2』というコンセントを買いました。こちらは変圧をしてくれます。
ちなみにコンセントの形状については日本のものをそのまま挿せるので、そこは気にしなくてもOKです。
延長コード
往々にしてコンセントは便利な場所にないので、延長コードがあると便利です。
特に相部屋だとコンセントの取り合いになるので、延長コードは必須です。
大きめトートバッグ
教科書を入れるバッグとして大きめのトートバッグがあるとよいでしょう。
いちいち背負うタイプの大きいバッグを持って移動するのも面倒だと思うので、教科書6冊+文房具が入るぐらいのトートバッグは必須です。
モバイルウォシュレット
現地ではウォシュレットは当然ないのでこれは必須です。
日本人はウォシュレットに慣れきっているのでこれがないと不快でしょうがないですからね。
ビタミンCサプリ
フィリピンではなかなかビタミンを取ることができないのでお肌が荒れてしまいます。
サプリメントで持っていってお肌のケアをしましょう。僕はサプリを毎食ごとに飲んでいたおかげでツヤツヤでした。
風邪薬
フィリピンに行くと水や食べ物、ストレスで必ず体調を悪くします。
特に腹痛は必ず起こすので、事前に持っていくべきです。
どこでもベープ
向こうはそれなりに虫が多いので、電池式のどこでも持ち運べる蚊取り線香的なものが必須です。
クレジットカードについて
学内の施設はほとんど対応不可だと思ってください。
外にある大手スーパーであればクレカはどこでも使えますが、基本的にはキャシュ文化です。
特に楽天カードは本当にクソで、店舗では使えるのですが、オンライン決済がほとんど不可なので大きな落とし穴にハマりました。
GrabTaxiという東南アジア版UberTaxiで楽天のクレカ決済をしようと思ってもセキュリティでハネられてしまう。現地でSIMカードを買ってそれをクレカ決済しようにもこれもダメ。あまつさえ帰国日が近くなったので新幹線のチケットを買おうとJR東海が展開している公式サイト:スマートEXで決済しようとしたら不可。日本国内のサービスなのに!!
僕はクレジットカードは楽天カードしか持っていなかったので本当に大変な目に遭いました。なのでクレジットカードはエポスなど海外でも強いものを別に作っておくことをオススメします。
キャッシュパスポートについて
海外のATMでお金を引き出せるキャッシュカードであるキャッシュパスポートという代物があるのですが、こちらは別に作らなくても良いと思います。
僕は作っていったのですが、便利といえば便利だけれども、結局対応しているATMが限られているのと、引き出すときに手数料がかかります。これが意外と馬鹿にならない。
現地では盗難もほとんどないのでドカッと日本円を持っていったほうが良いと思われます。
航空券はエージェントに任せるか、自分で取るか
海外渡航経験がなければ一旦全部エージェントに任せてしまえばよいのではないでしょうか。
僕は航空券の取り方が分からなかったので全部任せました。
とはいえエージェントに任せると基本的には一番高いものを取られてしまいます。自分でフライトを調べたところ深夜便であれば格安のものがあったので「こっちじゃダメなんですか?」と聞いたところ「深夜は何かと危ないので止めておいたほうがいい」と言われてしまいました。
今となっては土地勘もあるので深夜フライトでも行く自信はありますが、英語も達者ではなくて海外経験が少ないのであればエージェントの言う通り日中の高い便で行けばいいと思います。
フライトについての注意事項
飛行機に預ける荷物でシャンプーのような液体系のものは気圧で液漏れが発生するので、ジップロックなどで個別に密閉したほうが良いです。
あとフライトで席を取る場合ですが、通路側にしておいたほうが好きなタイミングでトイレに行けるのでオススメです。一旦窓際の席を選んでしまっていてもオンラインチェックインというフライト出発24時間以内にオンラインでチェックインを行うシステムがあるのですが、それで席が空いていれば変えれるはずです。(多分どこの航空会社もオンラインチェックインはあるはず)
現地に着いてからすべきことなど
日本円とフィリピンペソの両替について
まず日本からは円を大量に持っていったほうが良いと思います。3ヶ月滞在するなら20万円ぐらいは持っていってよいでしょう。そして一気に両替してしまいましょう。空港の両替所は手数料が高いので、そこで換金する必要はありませんが、恐らく入校初日に換金所の場所は教えてくれると思うのでそこで円からペソに変えればよいです。
どの学校でも「現地費用」ということで学校にペソで10万円分ぐらい授業料を納めないといけないのですが、僕は日本円でお金を持ってきていなかったので、近所のATMまで行って何回もお金を引き出さないといけないのが面倒でした。フィリピンのATMは一回で2万円分しか引き出せず、すぐに故障する。それでいて手数料もかかるので本当に苦労しました。
最初に買っておいた方が良い物
現地のSIMカード。フィリピン最大手のglobeかSMARTを買いましょう。
僕は「学校にWi-Fiがあるから電子辞書を持っていかなくてもいいか」とスマホだけで英語の調べ物をしようとしていたのですが、もともとフィリピンのゲロ弱のWi-Fi回線な上に、日中は生徒が校内に溢れかえるのでまともにネットに繋げませんでした。
電子辞書を持っていない上にWi-Fiも使えないとなると勉強は何もできないので、なるべく早く現地のSIMカードは買ったほうが良いです。
帰国時の注意点
ビザの申請をした紙が学校からもらえるはずなので、出国する際にそれを出さないといけなくなるのでパスポートと一緒に持っておくこと。
僕はこれに気づかず、スーツケースにビザの紙を入れてしまって審査のとき大変なことになりました。
以上がフィリピン留学をするに当たって出るであろう疑問に対する回答です。
行く前は色々と考えてしまいますが、とりあえず自分が気になったところには思い切って行ってしまえばいいと思います。
もし上記の回答以外で質問したいことがあればX(旧Twitter)でメッセージいただければ回答いたします!
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