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最近観た映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』『トータル・リコール』『キャビン』

 AmazonPrimeで映画を何本か観ました。

※今回の作品はAmazonプライム会員であれば無料で視聴可能です。

①『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

 

上映時間

 100分

 

オススメ度

 星5点満点中:★★★

 

ストーリー

 結婚式を間近に控えたダグは、悪友2人と新婦の弟を連れ、独身最後の夜を満喫するためラスベガスへと向かう。
 翌日、酒やギャンブルでバカ騒ぎをした4人はひどい二日酔いで目覚め、前夜の記憶はすっぽりと抜けていた。さらにホテルの部屋にダグの姿はなく、代わりに1匹の虎と乳児がいた……。<映画.com>

 

感想

 1990年代の後半はジム・キャリー、2000年代の前半はアダム・サンドラーとベン・スティラー、そして2000年代後半はセス・ローゲンおよびその一派がコメディ界を席巻していましたが、2010年代の前半はまさにこのハングオーバーシリーズがコメディ映画界を席巻したと言ってよいでしょう。

 そんな一時代を築いた大ヒットシリーズの第一作目となるのが本作。

 僕はコメディ映画は古くからよく観ていて、一番好きなコメディ映画はチャーリー・シーン主演の『ホット・ショット2』です。

 そして『ハングオーバー!』は各所で評判がいいので前々から観たいなと思っていましたが、なんとなく観る機会がなく、公開から10年近く経ってやっとの鑑賞です。

 観た感想はと言うと「笑えるんだけども、思ったより大爆笑できるポイントは少なかったな」というものです。

 全編に笑えるギャグが散りばめられているのですが、どれもジャブの域を出ない。

 ジャブはジャブなのですが、1発も外していないため楽しいは楽しい。だけれどもこちらにガツンと当ててくるような右ストレートな笑いの要素がないわけですよ。

 それと本作はコメディと言うよりもミステリーの要素の方でお話をグイグイ引っ張っていくので、大爆笑したかった僕としてはちょっとだけミスマッチだったように思えます。

 ちょっとホテルで飲みすぎただけのはずなのに朝起きたら部屋にはトラはいるわ赤ちゃんはいるわ、前歯はなくなるはと、酔っ払って記憶をなくしている間に一体何があったんだ? と、本作はその謎を追うロードムービーとなっていました。

 ただ一つ感動したのは、本作は基本的に下品なコメディであるにもかかわらず、最後は登場人物の成長をキッチリ描き、そしてスカッとする仕上がりになっている点です。

 フォーマット通りといえばフォーマット通りなのですが、やっぱりハリウッドはこういう娯楽作の作り方が上手いよなぁと思いました。

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②『トータル・リコール』

 

上映時間

 118分

 

オススメ度

 星5点満点中:★★★★

 

ストーリー

 容易に記憶を金で手に入れることができるようになった近未来、人類は世界規模の戦争後にブリテン連邦とコロニーの二つの地域で生活していた。
 ある日、工場で働くダグラス(コリン・ファレル)は、記憶を買うために人工記憶センター「リコール」社に出向く。ところが彼はいきなり連邦警察官から攻撃されてしまう。そして自分の知り得なかった戦闘能力に気付き、戸惑いながらも家に帰ると妻のローリー(ケイト・ベッキンセイル)が襲ってきて……。<Yahoo!映画>

 

感想

 公開当時は日本でもアメリカでも全くヒットしていなかったので駄作かと思いきや、こらが意外や意外、上映時間118分一瞬たりともこちらの緊張を切らせないノンストップアクションの傑作となっていました。

 世の中数多く "ノンストップアクション映画" と称されるものがありますが、その作品の多くはノンストップになっていません。しかし本作『トータル・リコール』は冒頭数十分の状況説明が終わったら、残りの100分間はひたすらアクションをやっています。

 似たような映画に『ボーン・アルティメイタム』などがありますが、人間ドラマは極限まで削ぎ落とし、知略を尽くした敵との戦いの描写にそのほとんどの上映時間を使っています。

 特にこの映画で悪役に初挑戦をしたケイト・ベッキンセールのハマりっぷりがすごい! 異常なまでの執念と生命力の強さでコリン・ファレルとジェシカ・ビールを追います。本作がノンストップアクションとして傑作になったのはケイト・ベッキンセールの悪役のハマりっぷりがあってこそだなとも思います。
(おそらく主役のコリン・ファレルと同等ぐらいにはケイト・ベッキンセールが画面に写っている)

 ただ惜しむべきは敵のケイト・ベッキンセールと味方のジェシカ・ビールがちょっと似ていて、差別化が図れていなかったのが残念でした。どうせなら悪役と味方で対照になるような役者さんを配置してほしかったですね。

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③キャビン ※ネタバレ注意

 

上映時間

 95分

 

オススメ度

 星5点満点中:★★★

 

ストーリー

 森の別荘へとやって来たデイナ(クリステン・コノリー)やカート(クリス・ヘムズワース)ら大学生の男女5人。彼らが身の毛もよだつような内容のつづられた古いノートを地下室で発見し、呪文を唱えてしまったことから、何者かが目を覚ましてしまう。
 一方、彼らの知らないところではその一部始終が監視され、コントロールされていたのだった。そして、何も知らない彼らに魔の手が忍び寄り……。<Yahoo!映画>

 

感想

 ※本作は事前情報を入れずに観たほうが楽しい作品ゆえ、読み進めるには注意が必要です。(可能な限りネタバレはせず記事を書きますが)

 さて、ホラー映画愛好家たちの間で2012年に大変話題となった本作ですが、最近日本で公開された『カメラを止めるな!』と同じように「一切事前情報を入れずに観たほうが楽しい」ということを聞いていたので、僕はストーリーから予告編から、一切前情報を入れずに鑑賞しました。

 確かに全編見終わってみると「確かに前情報は入れない方がいいわ」と思いました。

 が、これ、普段ホラーを観ない人に意味が通じるのか? とも思いました。

 基本的なストーリーラインとしては「お馬鹿な大学生たちが夏休みを利用して山小屋に遊びに行って、そこで目覚めさせてはいけないものを目覚めさせてしまって…」というホラーの定番モノ。

 本作が今までの定番ホラーと違うのが、「ホラー映画のメタ的な構造に言及している」という点です。

 例えばホラー映画の主人公は毎回処女の子ですよね。そして夏休みに一緒に旅行に行くメンバーもビッチと脳筋野郎とオタクと、だいたいどのホラー映画も同じような構成をとってます。
 そしてビッチと脳筋がイチャイチャし始めたところで、まずビッチが殺されてと…

 ですがこれ、なんでどのホラー映画も同じような展開になっていると思います?

 「なんでホラー映画は定番の設定があるのか」という点に言及しているのが本作『キャビン』なのです。

 ただこれ、あくまでもそういった「ホラーの定番」が分かっている人には楽しい作品ですが、定番を分かってない人には楽しめるのかなぁ? という疑問が残ります。

 もちろん『キャビン』単体だけでも1本のホラーとして楽しめるのですが、1本のホラー映画としてだけ観たときには恐ろしく弱い。

 ホラー映画とは違いますが、昔『シックスセンス』が大ヒットしたあと、いわゆる「どんでん返し映画」が大量に生産されました。

 しかしその『シックスセンス』を模倣したどんでん返し映画はどれも失敗しました。
 理由は明確で「どんでん返しに至るまでのドラマが猛烈につまらない」からです。

 『シックスセンス』がなぜあそこまで傑作足り得たかと言うと、どんでん返しを抜きにしても「幽霊が見えてしまう子供と、それに戸惑う母親」という人間ドラマで1つの映画作品として十分に成立してしまうからなのです。
 観客としては親子のお話としてキレイに着地して安心しているところに「実はブルース・ウィリスは死んでいた」というどんでん返しが不意に来るからあそこまで衝撃を持って迎えられたのです。

 では本作『キャビン』が「ホラー映画の定番は、なぜ定番足り得るか」というメタ的な要素を抜いた時に1本の映画として成立するかと言うとかなり難しい。
そしてそのメタ要素もそれなりにホラー映画を観ていないと理解できないので、ちょっと万人には諸手を挙げてオススメは出来ないなと思いました。
 僕は面白かったんですけどね。

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※今回紹介した作品はAmazonPrime会員の無料体験でも視聴可能です。

 

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