
TOEIC860点を取得したら人生は変わるのか。
僕は今から5年前の2020年1月にTOEICで875点を取得し、念願のAクラス入り(TOEIC860点over)を達成しました。学歴も社会人としてのスキルも大してない自分が大手企業へ転職するための武器の一つとして目標に掲げたTOEIC860点over。勉強を始めた当初からTwitterとブログで経過を逐一報告しており、結果としては約1年半で達成することが出来ました。
その後当初の目論見通り大手企業への転職は成功したものの、TOEICで860点を達成したからといって英語がペラペラになるわけでもなく、また業務でも英語を使う機会はほとんどなかったので当初は「世間で言われるほど人生が変わるわけではない」と言っていました。
しかしそこから5年経過してみて自分の環境は劇的に変化しました。今ならハッキリと断言できますが、TOEIC860点取得で人生は変わります。
年収で言えば5年で2倍以上になった
人生が変わる変わらないで一番わかりやすい評価軸の年収で言えば5年で2倍以上になりました。また投資もやるようになったので総資産で考えると当時から4倍以上になり、お金で困るということはなくなりました。
自分は現在フリーランスとしてエンジニアをやっていますが、エンジニアとしてのスキルもそれなりに積み重なってきたのと、TOEIC860点overという資格から食うに困るということはまずありません。
努力に対するハードルが低くなり、フットワークは軽くなった
何をするにしても努力の参照点がTOEICになるので、少なくともTOEIC860点取得よりも短時間でできるアクティビティであれば「まぁ頑張ればできるか」と思えるようになったのです。TOEICで目標のスコアが取れるまでにかかった時間は1000時間。この時間で達成できるものは基本的にどんなものであれば「自分にもできるだろう」という感覚があります。
TOEIC860点を超えてから取得した資格は以下の通り。
- FP3級
- 簿記3級
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
FP3級を取得したおかげで投資を始めて資産は大きく増えましたし、簿記3級を取って帳簿の付け方が分かっていたのでフリーランスでやっていくとなったときに会計に関しては不安はありませんでした。また基本情報や応用情報も取得できたことで文系未経験からエンジニアになった自分でも最低限のIT知識があると容易に証明できるようになりました。
TOEIC(英語力)自体は人生を変えてくれるわけではありませんが、TOEIC860点を取得する過程で培った様々な要素が我々の人生を変えてくれるのです。TOEICを取得していないからと言って別にクリティカルな問題があるわけでもない中でコンスタントに勉強を続ける継続力や、仕事で忙しい合間をぬって勉強時間を確保するタイムマネジメントスキル。思うような結果が出ず周りからバカにされても諦めず勉強を続ける意志力、そして実際にスコアを取れたことによる自信から新しいチャレンジに対しても積極的に動けるようになるのです。
格段に生きやすくなった
まずTOEICでハイスコアを取っていると自己肯定感が高まります。TOEICほど社会人の間でレベル感が共有されているアクティビティはなく、860点を超えていると話すとまず間違いなく周りから褒められます。そしてこれだけのスコアを取っていると「自分なんて何の取り柄もない」と言わなくなります。英語はなんやかんや誰もが勉強しなきゃと思っているし、実際に英語が話せると羨望の眼差しを受けます。
そして英語が使えると日本以外の場所でも生きていくことが出来ます。僕は875点を取得したあとでフィリピン(セブ島)に語学留学を3ヶ月ほど実施したのですが、実際に活きた英語を使ってそこで3ヶ月暮らしてみると「自分は日本以外でもなんとか生きていけそうだな」という実感を得ることが出来ました。日本以外でも逃げ道があるというのは心に大きな余裕をもたらしました。
今回僕はTOEICハイスコアという切り口で話しをしましたが、別にTOEICでなくても世間的にそれなりに定評があってそこそこ難しい試験だったら何でも人生を変えてくれると思うんですよ。それこそ宅建でも簿記でもいい。
ひとつ難しい試験に合格できたら「これが合格できたんだから次のあれも受かるだろう」とどんどんと新しいことに挑戦でき、それが雪だるま式に成功を生んでいくのです。
その中でもTOEICはどの業界であっても必要とされていて実用性も高いので人生を変えたいと思う人には素敵な試験です。
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