花粉症や慢性的な鼻炎に鼻うがいがいいって聞くけど、実際のところどうなの?
『ハナクリーン』を使うと手軽に鼻うがいができるそうだけども、痛みはないの? 効果は?
今日はそんな疑問にお答えします。
僕は小さい頃から鼻炎に悩まされ、常にティッシュ箱を持ち歩かないといけない人間でした。
年中ハウスダストや花粉による鼻水・鼻づまりに悩まされ、まともに鼻呼吸できたことがありません。鼻水や鼻づまりが起こると鼻から十分に空気が吸えず、頭がぼーっとしてしまいますし、何よりも寝る時に鼻が詰まっていると十分に睡眠が取れず、翌朝に響くのです。
この状況をなんとかしたいと思っている中、二十歳のころに鼻腔粘膜レーザー焼灼治療というものに出会います。これは鼻の粘膜をレーザーで焼くことで花粉やハウスダストに反応しなくなり、アレルギー反応を出さないようにするという手術です。
この手術の存在を知った僕はすぐさま飛びつきます。
手術によって初めて両方の鼻の穴から満足に空気が吸えるようになり、あまりにも一度に大量の空気を吸い込むものですから逆に頭がクラクラしたりもしましたが、手術の効果に大変感動したのを憶えています。
しかしながら昨年の花粉は散布量がかなり多かったようで、レーザー治療を行った僕ですら花粉症に悩まされました。
そして今年もちらほらと花粉が飛び始め、僕の花もふたたび花粉症の気配を見せたため「これはなんとかしたい」と思った時に鼻うがいを思い出しました。
鼻うがいに関しては以前『ハナノア』という鼻うがい器を使ったのですが、洗浄液がのどに来るため、溺れかけて断念。元からある鼻うがいに対する恐怖もあってうまくうがいをすることが出来ませんでした。
しかし今回Amazonで何気なく鼻うがい関連の商品について調べていると、『ハナクリーン』という見たこともない商品が登場しているではないですか。
製品のフォルムを見ると、これならなんとかできるかもしれない。
僕は購入を決めました。
使い方
動画版
www.youtube.comイラスト版
使い方は非常に簡単で、お湯をボトルに入れて、そこにサーレと呼ばれる粉末洗浄剤を混ぜる(サーレは本体に10袋付属しており、また別売りでもある)。そしてノズルを鼻の穴に押し当ててボトルを押すと水が吹き出すので、そのまま水を噴射しているともう片方の鼻の穴から水が排出されて、洗浄が完了します。
また「40℃のお湯なんか簡単に作れないよ」と思えますが、ボトル本体にメモリが付いていて、ここまで水を入れた後、熱湯を注げばちょうど40℃のお湯になるのです。
使ってみた感想
鼻炎が確実に楽になる
鼻の粘膜に付着した花粉やハウスダストが洗浄液で流し出されるわけですから、その後鼻水や鼻づまりは確実に軽減されます。
初めて鼻うがいをやった直後は「あんまり効果ないかなぁ」と思っていましたが、2~3時間後から段々と鼻の状況が改善され楽に息が吸えるようになりました。
特に寝る直前に鼻うがいをしておいてマスクを付けて寝ると、鼻の通りが良い状態で寝られるのでおすすめです。
根本的な治療ではないので、また花粉を吸ったら意味がない
当然のことながら鼻うがいは鼻炎になりやすい体質を根本的に変えるものではありません。あくまでも対処療法のため、鼻うがいをしたあとで花粉を吸えばまた鼻水/鼻づまりは起こります。
とはいえ、朝起きた後で鼻うがいをしてマスクを適切に着用していれば例年よりかは確実に鼻の状態は改善されます。
痛みはまったくなく、慣れたらクセになる
鼻うがいの一番の心配どころはやっぱり「痛みはないのか?」という点ですが、こちらについては全く心配しなくても大丈夫です。全然痛くありません。
ただし鼻うがいをすると、鼻の穴両方が水で満たされるため脳が「溺れてる!」と錯覚してしまうため、慣れるまではかなり不快感があります。とはいえこれも2~3回ほど鼻うがいをすればすぐに慣れてしまいます。
あとは慣れないうちですと洗浄液が肺に入ってむせてしまったりしますが、これもすぐコントロールできるようになります。
一度鼻うがいの気持ちよさを体感してしまったら仕事をしていても「あー早く帰って鼻うがいがしたい!」と思うようになってしまいます。これはもう依存症ですね(笑)
粉末型洗浄液を溶かすのがほんの少しだけ面倒
『ハナクリーン』の唯一の難点としては、水に洗浄用の粉末を溶かすのが少しだけ面倒という点ですね。
なので鼻うがい用にあらかじめ洗浄液を作っておいて、それをペットボトルに入れて保管しておいて、うがいをする時にさっと取り出すのが一番便利かなと思います。
ちなみに僕は洗浄液の代わりに生理食塩水を作ってペットボトルに保管し、それを使用しています。(生理食塩水でも洗浄液の代用が可能)
生理食塩水の作り方としてはこちらを参照すれば簡単にできると思います。
以上が鼻うがい機である『ハナクリーン』を使ってみての感想になります。
僕と同じ様に慢性的な鼻炎に苦しんでなんとかしたいと思っているけども、鼻うがいをするのは怖いと思っている方にはぜひオススメです。