AmazonPrimeで映画を何本か観ました。
※今回の作品はAmazonプライム会員であれば無料で視聴可能です。
①イコライザー
上映時間
132分
オススメ度
星5点満点中:★★★
ストーリー
元CIAエージェントのマッコールは、いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していた。しかし、ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女テリーと出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。かつてのマッコールは、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。マッコールはテリーとの出会いから、再びイコライザーとしての仕事を遂行していく。<Amazon>
感想
2018年に続編も公開されたデンゼル・ワシントンのヒット作。
監督:アントワーン・フークワ × 主演:デンゼル・ワシントンという重苦しいことこの上ない組み合わせにもかかわらず中身は思ったよりも軽い仕上がりの痛快なエンターテイメントになっていた。
監督のアントワーン・フークワは『リプレイスメント・キラー』や『ザ・シューター』など、題材だけ見ると軽いものを選んでいるのだけれども、本人が真面目な性格なのかイマイチ軽くなりきれてないというか、どこか堅苦しい感じがあったが、本作は娯楽に振り切っていてちょっと感心した。まぁそれでも主演のデンゼル・ワシントンがやっぱりいつも通りの重たい感じを出してたけどね。
ちょっと驚いたのが、話の構成が変わっていて、映画全体として1本のストーリーとして繋がっているかと思いきや、意外にもショートストーリーが3つ並べられているかのうような構成だった。(話は一応つながっていないこともないけど)
正直映画としての盛り上がりは1つ目の「娼婦として働くクロエ・モレッツが上からボコボコにされて、その仇をデンゼルが取る」というエピソードが一番だったように思える。それ以降はデンゼルが事件に巻き込まれてしぶしぶ敵を倒すかのような話の筋になっていたしね。
とはいえこの映画、悪役は徹底的に悪役として描かれていて、それをデンゼルが爽快にやっつけるという構図になっているので、観ていてスカッとするお話だった。
②アトラクション 制圧
上映時間
117分
オススメ度
星5点満点中:★★★
ストーリー
大迫力のCGが炸裂する驚異のSF超大作!流星群のニュースが話題になっているチェルタノヴォの街に降り注いだのは、巨大な球体の宇宙船だった!建物を次々になぎ倒し不時着する宇宙船。軍が現場に急行すると、そこには奇妙なエイリアンの姿が確認される。彼らの目的とは一体...?<Amazon>
感想
ロシア発の大型SFアクション! のような説明をされるのだけども、中身は人間型エイリアンとロシアの女子高生との恋愛を描いたSFドラマだった。
この手の「エイリアンとヒロインができちゃって、怒った元カレが大暴れ」映画ってジャンルとして結構ありそうなんだけど、具体例がうまいこと思い出せない(笑)
アクションはほとんどないのだけども、序盤のエイリアンの宇宙船がモスクワに不時着して建物を次々となぎ倒していくシーンは迫力満点だった。
VFXのチームには『第九地区』のスタッフが参加しているとのことだけども、確かにエイリアンやエイリアンの使う強化スーツの動き方がそれっぽい。
映画のお話としては、序盤の宇宙船不時着のところで大きく盛り上がって、中盤はダレるけど終盤でまた盛り返す感じ。ドラマは良くも悪くもよくあるフォーマットに沿っているため、大きく外すわけでもないけど、そこまでの「おぉ!」といった驚きのある展開はない。
(本作品のBD/DVDは国内では販売されておりません)
③アンノウン
上映時間
113分
オススメ度
星5点満点中:★★★
ストーリー
ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが……。<Yahoo! 映画>
感想
一昔前で言うところの『フォーガットン』『シークレット・ウィンドウ』『フライトプラン』の様な、「予告やあらすじを聞く限りではめちゃくちゃ面白そう」な映画。
主人公のリーアム・ニーソンが出張先のベルリンで事故に遭い、目覚めてみると妻は自分のことを知らないと言う。自分に成りすましている男の嘘を暴くために自分が過去に行った研究の話をすると、その男も全く同じことを言う。記憶まで一緒とは一体どういうことなんだ? 本当に俺はマーティン・ハリスなのか?
やっぱりこういう映画の序盤の立ち上がりの面白さは抜群で、特に自分になりすました男が自分と全く同じ記憶を持っていると分かるシーンは「えっ、これどうやってオチつけるの!?」と興奮してしまいました。
元は演技派としてアカデミー賞にノミネート経験もあるなか、還暦を超えた頃からアクションスターとして2回目のブレイクを果たしたリーアム・ニーソン。やっぱり彼は事件に巻き込まれて、それに困惑して泣きそうな顔になりながら右往左往する映画がピッタリとハマる!
アクション自体はそこまですごくなく、メインは「どうやって自分が自分であることを証明するか」というサスペンスに重きが置かれている。
それで肝心のオチだけれども、僕としてはギリギリ、あり。ありだけれどもほんとにギリギリで、多分「ダメ」って言う人と「アリ」って言う人で半々に分かれるんじゃないかなぁ。
※今回紹介した作品はAmazonPrime会員の無料体験でも視聴可能です。