書籍

内容を正確に紐解いていくと、至極真っ当な目標達成術 "引き寄せの法則"

 自分の手に入れたいものを強く願ったり、紙に書いてそれを毎日見返すだけで欲しいものが手に入る、"引き寄せの法則"。

 本屋に行くとスピリチュアルコーナーにたくさんの「引き寄せの法則」本が置かれていますが、カバーから内容までどう考えても怪しい。願い事を毎日紙に書いただけでそれが叶うとは一体どういうことなのか。

 僕は意外とスピリチュアルな話が好きなのですが(あくまで読み物として)、その中でも中身を紐解いていくと至極真っ当で、日常生活を送る上でよいヒントとなる本が2冊ありましたので、今回はそれを紹介します。

 

人生は思い通り! マンガでわかる「引き寄せ」の法則

 

ページ数

 192ページ

 

読了時間

 1時間未満

 

内容

 タイトルの通り、引き寄せの法則をマンガで分かりやすく解説した本。通常、引き寄せの法則と言うと「願い事を毎日紙に書きましょう」などの指示がるのですが、この本にはそういったものはありません。

 著者の奥平亜美衣さんは引き寄せの方法として

  1. 物事のいい面を見る
  2. 見えなくても探す
  3. 悪い面はそれ以上考えない
  4. 自分の好きなこと、望むことを考える
  5. 嫌いなことは考えない
  6. 自分のやりたいことは出来ることからやっていく
  7. 自分でできる限り認める

 ということを挙げています。これらの7点が具体的にはどういうことなのかを解説しているのですが、引き寄せの法則とは銘打っていますが実際には生きる上での心構えを解説したものになります。

 

引き寄せの法則は、常に今の自分と同調するものを引き寄せる

 本書の著者である奥平さんは、引き寄せの法則を「常に今の自分と同調するものを引き寄せる」と言います。
 今の自分が常にいい気分であればいいことを引き寄せるし、常に悪い気分であれば悪いことを引き寄せてしまいます。
 それゆえに常に心地良い気持ちでいれば、自分たちの夢や望みは自然と叶う方向へ動き出してしまうのだそうです。

 

望みが叶わない理由は未来にとらわれて今現在を不幸と捉えてしまっているから

 普段私達の望みが叶わなかった理由は、大きな目標を掲げ、その未来と比較して今の自分がみじめであるとか、不幸な状況と捉えているからだそうです。常にマイナスのイメージを持ってしまっているので、望みが叶うのを自分で邪魔してしまっています。

 

日常生活が少しでも楽しくなる方へ選択する

 いくら日常に不満があるからと言って僕らの生活の100%が嫌なことで構成されているわけではないはず。

  • 空が綺麗だった
  • 探していたものが見つかった
  • 一人でゆっくりした時間を過ごせた

など、ほんの些細なことでも心地良い気分になれることはあるはずです。このようにほんの些細ないいことを見つけることでイヤなことを考えている時間を極力減らす努力をします。そうすると段々と、着実に日常生活からいい気分になれることが増えていきます。そうすると引き寄せが段々と始まっていきます。

 

“奇跡"は自分で起こせる! 3日後「引き寄せ」日記

 

ページ数

 112ページ

 

読了時間

 30分

 

内容

日常生活を送るための心構えを説いて、具体的な引き寄せメソッドの指示がなかった『人生は思い通り! マンガでわかる「引き寄せ」の法則』に比べ、本書はノートを作ってそこに書き込むことで引き寄せを行っていこうと説きます。

■3日後引き寄せメソッド

①引き寄せたい物・人・現実ではなく、まずはなりたい、引き寄せたい3日後の思考状態を書き出してみます。

 例:3日後には今よりもありのままの自分を認めることができている。あぁ、嬉しいなぁ。

 

②今度は3日後の時分の創りたい現実をイメージし、そのときの自分の感情を味わってみます。

 例:3日後の自分は定時で上がれている! あぁ、幸せ~
 例:3日後の会社の飲み会は本当に素敵な時間になった。嬉しいなぁ~

 

③最後に自分が創りたいもっと先の未来の現実も書き出してみましょう

 例:豊かさ溢れた生活を送っていて本当に楽しい
 例:自由な時間を手に入れ大好きな仕事に就いて本当に楽しい

 

願い事が叶わない人の思考パターン

何か叶わないことがある。それを手にしていない今は不幸。どうにかしたい
引き寄せの法則に出会う
とにかく、叶えるために引き寄せたい。叶えるために願いをノートに書く。
結果が出ずに落胆し、「結局人生なんてなんともならない」という思考に落ち着く。

 

願い事はあくまでもイメージしやすい3日後にフォーカス

 本書が今までの引き寄せの法則本と違うのは、願い事はひとまず3日後までの話にフォーカスしている点です。というのも何年後の話をイメージするのは非常に難しく、現実と理想のギャップに願い事を考えるたびにダメな自分にネガティブな気持ちを抱いてしまいます。
 「これぐらいならできそうかも」と思える小さなイメージを自分が心地よく想像できる範囲でイメージトレーニングすることが重要と説きます。

 以上、2冊を踏まえて考えていみると、この2冊はどちらも「日常で心地いいと思える時間を極力増やす」というところにフォーカスしていて、願い事が叶うというのはその延長線上にあると考えています。
 いい気分でいるとなぜいいことを引き寄せるのかなどと言った科学的な考証は一切ないトンデモ本と言えばトンデモ本なのですが、願い事を毎日強くイメージすることで自然とその願い事を達成するための行動を無意識的に取ってしまうため、結果として願いが叶うんだと僕は思っています。

 この「目標をイメージする」というのはその他の自己啓発本(ビジネス書)で散々解説されているテクニックで、その手法自体はほんとに古くからあるものなんですよね。ただそういった目標達成術本ってやり方が非常に細かいというか難しくて、なかなかやる気にならない。

 その点「引き寄せの法則」は「強く願うだけで願い事は自然に叶いますよ」という導入のハードルがものすごく低い。そこから面倒くさいPDCAを繰り返したりするわけでもないので、継続はしやすいし、総合的に考えるとこちらのほうが目標は達成しやすいのかもしれませんね。

 以上、引き寄せの法則本の紹介でした。

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