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考え方

社会人のための「ながら勉強法」

Q.仕事が終わって家に帰ってから、全く時間がないわけではないのですがどうしてもやる気が起きずスキルアップの勉強が出来ません。

A.スマホゲームをしたりテレビを見たりする気力はあるのであれば、「ながら勉強」をすればいいと思います。そうすればやる気はそのうち出てきます。

 よく自己啓発系の本に勉強のためのやる気を出す方法として「とにかくまずは机に向かって、なんでもいいから勉強を始めてみましょう。そうすれば作業興奮と呼ばれる状態になり、次第にやる気は出てくるものです」とはよく言われますが、そもそも机に向かうためのやる気が出ないものです。

 僕はここ3年近く仕事が終わって家に帰ってから毎日最低1時間は勉強するようにしているのですが、「どうやったらそんなに毎日ちゃんと勉強できるの?」と聞かれた時、最近は「ながら勉強をすればいいよ」と答えるようにしています。

 勉強と聞くと学生時代の習慣により外界との情報を一切遮断して、机に向かってひたすら黙々と作業をしなくてはいけないと考えてしまっている人が多いのですが、実際はそうではありません。社会人の勉強は結果さえ出せればよいのですから、どんなスタイルで勉強してもいいのです。

 それこそコーヒーを飲みながらでも、おかしを食べながらでも、YouTubeを観ながらでも、テレビを観ながらでも、音楽を流しながらでも、なんでもいい。僕は今書いたようにやりたい放題やりながら、とても人に見せれたものではないスタイルで勉強をしています。

 そんなスタイルでありながらも僕はなんやかんやこの3年でC言語のプログラミングが出来るようになったり、TOEICで860点を突破したり、ExcelのMOSとVBAのエキスパート資格を取得したりしています。この結果だけ切り取って伝えると「頑張ってスキルアップの勉強をされているんですね」と好意的に反応してもらえるのですが、実態はまぁひどいもんです。

 学生の場合は周りの大人から色々と援助してもらっているので「僕は頑張って勉強しています!」というアピールが必要になります。フリーなスタイルで勉強をして希望の大学に合格できればよいですが、そうでなかった場合出資者である親としては「すごい頑張ったんだけどダメだった」と溜飲を下げたいがために、傍目からは机に向かって真面目に勉強していてほしいのです。

 社会人になれば結果が出なかったときの責任はすべて自分にあるわけですし、何より勉強しなかったとて誰から怒られるわけでもない。だから形はどうであろうと昨日の自分よりも今日の自分が少しでも成長したと言えるような勉強が1分でも1秒でもできたらそれでOKなんです。

 僕が気分が乗らないときにやっている勉強法としては英単語を10個覚えたらスマホを2~3分触る。それでまた英単語の暗記チェックをして、結果がどうであれまたスマホを2~3分触る。以後、この繰り返し。とにかく勉強に対するハードルを極限まで下げる。そうしているといつの間にか作業興奮が起きて勉強に集中できるようになっています。もちろん作業興奮が起きずに勉強時間よりもスマホを触ってる時間の方が長くなってしまう時もありますが、そういう時はそういう時です。もう諦めて素直に寝ましょう。

 良い勉強とは結果の出る勉強です。効率が良くても負荷が高くて継続できずに挫折してしまったら結果が出ず、意味がない。効率が悪くて時間がかかるとしても継続できて最終的に結果が出るのであれば、それは良い勉強です。結果を出すのにかかる時間は徐々に縮めていけばいいんです。

 勉強する気はあるのだけども、どうしてもやる気が起きないという人は一度「ながら勉強法」を試してみたください。



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