先日AnkerのBluetoothスピーカー『Soundcore3』を買いました。
僕はこのSoundcoreシリーズを初代から愛用していて、先代のSoundcore2は4年近く使用していました。
しかし4年も使っているとさすがにバッテリーの消耗が早くなるというもの。充電してもすぐに電池切れとなってしまうため新品を買い直そうと思ったところ最新版でSoundcore3が発売されていることを知りました。
「これはちょうどいい機会だ!」と思い早速購入。
ところが大変気に入っていたSoundcore2に比べるとこの3、あらゆる点が劣化しているのです。
今回はSoundcore3のどこが先代に比べダメになってしまったかを解説したいと思います。
重低音が響きすぎ
一人暮らしのマンションだと響きすぎて迷惑です。
僕はSoundcoreでインターネットラジオや勉強中のジャズミュージックを聴くぐらいでしか使用しておらず、音質にこだわりがないのですが、このSoundcore3は無駄に重低音を強化しすぎです。
低音から高音まで万遍なく音質がアップしてるならまだしも、重低音だけ響かせ過ぎなんですよね。Soundcore1から2にバージョンアップしたときは音質が劇的に改善された気がしましたが、さすがに2で音質の限界値にいってしまったのでしょう。3にするからにはそれなりに改善点を出さないといけない中で、分かりやすい項目として無理やり重低音を強化した感じがします。
Soundcore3はスマホアプリと連携して音質の調整ができるので、それを使えば重低音を軽減することも可能ですが、そのワンアクションが面倒くさい。SoundcoreはBluetoothスピーカーとしては中価格帯なのですが、この価格帯でスマホアプリを使ってわざわざ音質を調整するぐらい"本気"の人はあまりいないでしょう。
外部端子の変更
まず、充電用の端子がmicroUSBからUSB TYPE-Cになりました。
僕はエンジニアをやっている関係からTYPE-Cケーブルも豊富に持っていますが、世間的に言えばmicroUSBは持っていてもTYPE-Cは持っていないという人の方が多いのではないでしょうか。TYPE-Cにしたところで特にPCと繋いで何か処理をするというわけでもないのですからmicroUSBのままでもよかったんじゃないかなぁ。
次はAUX端子の廃止。
Soundcore3はBluetoothの遅延が2に比べて多少改善されましたが、それでも遅延があるなと分かるレベル。だとすると遅延レスなAUXは残しておくべきだよなぁと思います。
あとは外部端子カバーの廃止。
2では防水用のカバーがあったのですが、3ではそれがなくなりました。ただそうすると水場で使ったあとですぐに充電ができないんですよね。僕は風呂場によくSoundcore3を持っていくのですが、そうすると当然充電端子部が濡れるわけですよ。そうなると乾くまで待たないといけないのですが、乾くまでのジャッジがなかなか難しい。下手に水分が残ってるときにTYPE-Cを差して壊れても嫌なので、その待ち時間がヤキモキしてしまいます。
本体が一回り大きくなった
一番の改悪はこれ。
Soundcoreは手軽に持ち運べるというのが最大の利点だったのですが、3になると「手軽」という感じではなくなっています。もちろん片手で運べるサイズ感ではあるのですが、どうやっても「手軽」であるだとか「コンパクト」と呼べるまでには小さくない。写真で見るとそこまでサイズに違いがないように思えますが、体感としては倍ぐらい違う気がします。
僕は趣味が温泉巡りで、今まで貸し切りの露天風呂にSoundcore2を持っていって、そこでリラックスミュージックをかけながら湯に浸かるというのが大好きだったのですが、Soundcore3はちょっと持って行きづらい感じがします。他にも料理中キッチンで音楽をかけるためにSoundcoreを使ったりするのですが、キッチンにもっていくのもなんだか億劫になってきました。本体が大きくなるというのはほんの些細な変更なのですが、その小さなストレスも積もり積もると、結構なボリュームになります。
本体が大きくなった分、音質が改善されたかというとそうでもないですし、バッテリーの持ちも良くなったかというと先代と変わらない。だったらSoundcore2でいいかなぁ。
以上がSoundcore3の解説となります。
Soundcore3のすべてがダメというわけではなく、細かく改善された点もあります。起動が早くなったり、アプリと連携することでオートパワーオフの時間を変えれるようになったり、遅延も少なくなった。
でも全体的にはSoundcore2のままで良かった気がします。ちなみに僕はSoundcore3の購入に合わせて2を売ってしまったのですが、また新品を買い直しました。
Soundcore3の購入を検討されている方はぜひ上記の内容にご留意ください。
結局また新品でSoundcore2を書い直しました。