こんにちは、東城(@hiroyuki_t_ngy)です!
これからの時代、ただ単に会社での仕事をこなすだけではなく自らスキルアップの勉強に励もうと考えている方も多いですよね。しかし学生時代と違って時間に自由が利くわけではない社会人はスキマ時間の活用が要になってきます。
僕は一人暮らしのサラリーマンをする傍ら、1年以上スキマ時間を活用した英語の勉強を続けることによりTOEIC875点を取得することが出来ました。そういった自身の経験から新たにスキマ時間勉強を始める方に向けて事前にお伝えしたいことが3点ありますので、今回はそのことについて書いていきたいと思います。
あくまで勉強のメインは机に向かってするものである
言われてみれば当たり前なのですが、細切れに実施するスキマ時間勉強は、同じ時間費やしても机に向かってする勉強の7割ぐらいしか効果がありません。そのためまず机に向かってする勉強時間を極限まで確保しようとして、それでも足りない分をスキマ時間で補うというのが基本的な戦術になります。
僕の周りでもたまに「一生懸命スキマ時間を使って勉強してるんだけど、全然成果出ないんだよ~」と相談してくる人がいますが、「スキマ時間の活用って、実際どれだけ勉強してるの?」と言うと、「通勤の行き帰りの電車1時間かな」と返ってきたりします。通勤行き帰りの1時間とは言っていますが、乗り換えやらなんやらで実質勉強しているのは30分ぐらいあれば良いほうですし、更にそこから7掛けで考えると、机に向かってする勉強20分相当。恐らく土日は勉強をしていないはずなので1週間で1時間半ぐらいのボリュームになります。何をやるにせよ、さすがにそれだけは人から褒められるような実績は簡単に挙げられないでしょう。
誰でも簡単に継続できるものではない
机に向かってする勉強に比べてスキマ時間勉強は難易度が低く、誰でも続けられるというイメージがなんとなく世間に漂っていますが、実際はその逆。スキマ時間勉強は机に向かってする勉強よりも遥かに負荷が高いのです(そのくせ成果が出にくい)。
例えば通勤の電車でスキマ時間勉強をするにしても、今までスマホでゲームするなどしてリラックスタイムとして確保していた時間をそのまま脳に負荷がかかる作業として埋めるわけですから、当然息をつく暇がなくなる。
僕が「メインは机に向かってする勉強である」としているのは、まず机に向かってする勉強習慣が身についていないと当然スキマ勉強など継続できないからなのです。机に向かって勉強していて、それで成果が出始めて、「もうちょっと時間費やせたらもっと成果出るのにな」と思えて初めてスキマ時間勉強が続くのです。
向いている勉強と、向いていない勉強がある
当然のことながらスキマ時間では思考力を要求するような勉強は向いておりません。人間の生理として思考力をフルに発揮できるようになるには、落ち着いた場所で最低10分は必要になってくるわけですが、意外と細切れ時間に思考力を使おうとしてしまう人が多いのも事実です。
僕がTOEICの勉強をしていたときは『スタディサプリ ENGLISH』 というアプリを利用して、朝自宅で1問長文問題に取り組んだらその復習を電車の中でする。帰るときもオフィスで1問長文を解いたら帰りの電車の中で復習をする。そういう手法を取っていました。
またスキマ時間勉強では「勉強に対するハードルを極限まで下げる」というのがものすごく重要です。
例えば通勤電車の中で勉強するのであれば本で勉強するのはあまり得策とは言えません。というのも本はいちいちバッグから取り出して、お目当てのページを探し、周りの人の邪魔にならないように広げる、という「勉強に至るまでの動作」がものすごく多いのです。今の自分から実際に勉強に至るまでのプロセスが多くなれば多くなるほど「めんどくせぇな」という感情が発生し、勉強が継続できなくなってしまうのです。
今であればどんなジャンルの勉強でも大抵はスマホアプリで行える時代です。スマホアプリであれば電車内でもポケットからサッと取り出せるし、家に帰っても寝っ転がりながら勉強をすることができる。スマホは大抵常に自分の身の回りにあるので、いざ勉強を始めようと思ったときに本のように「あぁ~取りに行くのがめんどくせ~」となることがないのです。
もし仮に本を使って勉強をしなければならないというときは、僕の場合電子レンジを使って本を裁断します。各チャプターごとに分ければ取り出しの動作のストレスも小さくなるし、ひとつひとつこなしているという達成感も味わえます。
要するに「どうやったら勉強を継続できるか」ということを真剣に考えていかなければならないのです。
以上が「スキマ時間勉強を始める方に向けて事前にお伝えしたいこと3点」でした。
スキマ時間勉強がいかなるものかを正しく認識していないと「自分は頑張って勉強してるのになんで成果が出ないんだ!!」と挫折してしまうことになります。
それだとせっかく勉強を始めたのに非常にもったいない結果となってしまうので、今回こういった記事を書きました。
みなさんも上記の3点を頭に入れて、ぜひスキマ勉強に取り組んでみてください。
(メインは机に向かってする勉強ですけどね)