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考え方

勉強する人としない人で格差はどんどん広がってゆく

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 先日、応用情報技術者試験に遂に合格することができました。普段エンジニアとして色々と情報発信をしていながらも勉強を始めてから取得に1年半もかかってしまい、なかなか恥ずかしい思いをしました。とはいえこれで直近取得したい資格はすべて合格できたのでホッと一安心といったところです。

 これまでのエンジニアとしての実務経験も相まって、現在取得している応用情報×TOEIC875点×VBAエキスパートをもってすれば年収500万円を切ることはまずありえません。ブログを開設した約6年前当時は未経験からエンジニアに転身したばかりで将来に希望を持てないノースキル人材でしたが、今や自分の経歴に自信を持てるようになりました。

 今回の応用情報もそうですが、恥を晒しながらもブログで勉強記録を公開し続け、試行錯誤を繰り返しながらキャリアアップを図ることができると「やればできる」という感覚が自分の中に強く刻み込まれました。

 こうやって勉強を続けていると痛感するのは「勉強する人としない人で格差はどんどん広がっていく」ということです。格差が広まってしまうからこそ、この事実を正しく認識し「みんなも自分の無理のない範囲で勉強して、生活を楽にしていこうぜ!」と思うのです。

 例えば僕はブログを通じて目標を設定し、それを1つクリアする毎に自信がつき、また次の目標に向かって走り出せるようになりました。昔はあれほど嫌だった "勉強" というものが今ではあまり苦ではなくなりました。

 色々と勉強をしてみると、知識のあるなしで損得をする場面に多く遭遇します。

 僕は今から2年前に「いい歳なので最低限のマネーリテラシーは身に着けたい」とFP3級/簿記3級を取得しました。特にFP3級は税制や社会保障制度などについてコンパクトに学べ、非常に為になったと思います。そこで今までは何となく怖いと思っていた投資の実態が分かってNISAを本格的に稼働させました。過去数十年の統計データを参照して適切に資産を運用して、最低でも10年はその金融商品をホールドするのであればまずマイナスにはならないのです。

 思い切って資産の大半を貯蓄から投資に回してみると、何もしてないのにわずか数年で資産を125%まで増やすことができました。直近は勉強のために攻撃的な金融商品を買っていたり、世間もバブル感があるのでさすがにこれだけの伸び率が続くとは思いませんが、このまま投資を続けていけば老後2000万円問題は間違いなく解決できます。

 「大して物欲もない独身の自分が投資で利益を出していても仕方がない」ということで投資で出た利益は自分に投下しようと、数ヶ月後には会社を辞めてフィリピンに語学留学に行こうとしています。またフィリピンから帰国したあとはフリーランスとしてエンジニアをやる予定です。FP3級を起点に税制や社会保障を調べたところ、今の貯蓄や各種優遇制度を使えば数年は大丈夫そうということが分かりました。もしダメだとしてもまた会社員に戻ればいいだけの話です。

 また留学後は一時的に無職になるので「どうせだったら空いた時間に職業訓練に行ってITとは関係ない資格でも取ってみるか!」と思い職業訓練について調べてみると、訓練の多様さや手厚さ、そして就職率の高さに驚きました。特に溶接やクレーンとなると半年にもわたって学校で勉強することができ、就職率は9割超。もし今後ITに嫌気が差したら職業訓練に行って肉体労働をやればいいかなと思うようになりました。

 今は何でもネットで完結するので「調べよう」「勉強しよう」と思えばどれだけでもできる時代です。言い換えればもう "やるかやらないか" の時代なのです。

 勉強すればするほど色んな「打ち手」を知ることができ、より大きな勝負に出ることができます。勉強すればするほどコケたときのセーフティネットの存在を知り、それはそれでまた大きな勝負に出ることができます。特に人は失敗したときどうすればいいか分からないと不安になりますが、今の日本だと少し失敗したぐらいでは首が回らなくなるということはないのです。

 僕はここで「勉強! 勉強!」と言っていますが、僕自身がしてきたことといえば毎日1日1時間コツコツと机に向かっただけです。机に向かっている合間にYouTubeを観たりTwitterを開いたりと、ながら勉強をしまくりなので実質の勉強時間はもっと少ないでしょう。世間ではもっと努力している人はたくさんいるので1日1時間勉強を6年続けただけで「僕は頑張りました!」と主張するのはちょっとおこがましいかなと思います。それになんというか "努力" とか "頑張る" って字面からしてやる気が無くなるじゃないですか。

 特に資源がなく少子化の一途を辿っている日本では今以上に国民全員が生産性を上げて、ドルなりユーロなりの外貨を稼ぐ必要が出てきます。国民が大して頑張らなくても豊かな生活を送れるよう政府に期待するという手段もあるのですが、現状それはかなり難しい。だから早いうちから勉強を開始して、1日1分からやってみる。最初から大きな目標は立てず、とりあえず続けることを目標にする。そうすることで徐々にやれることを増やしていき、よりよい未来を手にしていきましょう。

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