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体験談 勉強記録

怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を3年と半年続けてみた

 今まで勉強などロクにしてこなかった怠け者サラリーマンが大幅な年収アップのために一念発起し、仕事が終われば毎日最低1時間以上勉強を継続。3年にも及ぶ勉強生活の末、当初の目標通り転職により年収150万円を達成したのは前回報告した通り。

 前回の記事からしばらく時間が経過し新しい会社での仕事にも多少は慣れた今、ここ半年で何をしていただとか、これから何をしようとしているかなどについて今回記事を書いていきたいと思います。

前回記事
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怠け者サラリーマンが1日1時間勉強を3年続けてみたら年収が150万円上がった話

 2018年4月15日。人生の行き詰まりにより心の底から自分を変えたいと思い、毎日1時間以上勉強することを決意した日。そこから3年2ヶ月。本当に疲れ切って寝落ちしてしまった2~3日以外は毎日1時間以上 ...

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有給消化でゆっくりしていました

 それまで「組み込みのスキルを身に着けたい」ということで仕事ばかりし、あまり休みを取らなかった僕は退職の際の有給消化でほぼ1ヶ月自由な時間を持つことができました。当初は「1ヶ月も休みができたら色んな勉強し放題じゃん!!」と思っていましたが… 結果としてほとんど勉強できませんでした。ここ3年間どれだけ仕事が忙しくても最低1時間以上勉強を継続してきたのですが、仕事のような生活リズムを作ってくれるものがないと際限なくダラダラしてしまうんですね。

 一人暮らしの部屋でボーッとするのも1週間も過ぎれば飽きるかなと思っていたものの、これが意外と時間の経過は早いもので、特に何をするでもなく日は過ぎていくのでした。

 この1ヶ月でやったことと言えば映画を観に行ったり、古い友人に久々に連絡をとってみたり。本当であれば海外旅行にでも行きたいなと思っていたのですが昨今のコロナ禍で外に出歩くことすらはばかられる雰囲気でしたので、一人で温泉旅行に行ってきたりしました。

 直近3年間はずっと転職のための勉強漬けだったので、しばらく勉強から離れてみると少し燃え尽き症候群のようにもなってしまい、両親からも少し心配されました。前までは実家に帰ってきても鬼気迫る顔で勉強していたのが転職が決まってからは腑抜けた顔で宙を見つめているのですから、心配するのもしょうがないですよね。転職が決まるまでは「組み込みと英語スキルで大手メーカーから内定を勝ち取る!!」といった目標やそれに対する手段も明確にあったのでただ愚直に努力していればよかったのですが、一旦内定が出てしまうと「さて、ここから俺は何をやればいいんだろ」となってしまう部分もありました。

 そのような感じで特に「こんなことをやったぞ!!」と言えるようなアクティビティはないものの、しっかりとこの3年間の疲れは癒やすことができました。今後の人生で丸々1ヶ月休みを自分のために使える機会はもうないんじゃないかなぁと思うと少し寂しくなりましたね。

 

将来に対する漠然とした不安がなくなった

 10代の終わりからずっと抱えていた「将来に対する漠然とした不安」が消えていることに最近気が付きました。というのも直近3年間の勉強で運よく結果を出すことが出来、頑張れば年収を上げれることが実感として身についたからです。

 転職して大幅に年収が上がったからと言って、現在の給与は決して多いわけではないですが、年収が上がる下がるは良くも悪くも自分の責任と割り切れるようになりました。

 それに自分の場合はC言語を使った組み込み制御を行っていて、今のC言語スキルやTOEIC875点の英語力、それにVBA/RPAを使った工数削減スキルを活かせば転職先はいくらでもある状態で、ポータブルスキルによって逃げ道を多く確保できたのも心に余裕を生みました。

 もし今の現場で技術力的についていけず精神的に参ってしまったら、最悪は派遣でもやればいいかなと思ってます。教育制度のしっかりしている派遣会社に入って、リーダーはやらずにイチ技術者としてゆるく働きつつ研修でスキルを身につける。そして心身が回復したところでまたメーカーに転職すればいい。ダメになったときの身の振り方が分かったのは心に余裕を生む上で大きなポイントになりました。

 ここまで来て思うのは「将来に対する漠然とした不安が消えるまで随分と遠回りをしたもんだな」ということです。

 将来への漠然とした不安を感じる、イコール、自己肯定感が低いということですが、この自己肯定感の低さを解消するために色々してきました。弊ブログでも何度か言及している通り、鏡に向かって「お前はやればできる男だ」と唱えてみたり、毎朝「将来なりたい自分像」を紙に書いてみたりとあれこれしてみましたが、そんなことやる暇があるなら英語(TOEIC)や筋トレのような「続ければ最後には必ずできるようになること」をやればいいんですよ。TOEIC860点を突破したり、ベンチプレスで100kgを超えた状態で自己肯定感低く生きるっていうのはなかなか難しいですからね。

 本質的な努力からは逃げられないと分かりました。

 

さて、次は何をやろうか

 直近の3年間は「大手メーカーに転職して年収を大幅にアップさせる」という明確な目標もあって、それに対する手段もハッキリと見えていたので努力もしやすかったのですが、一旦夢がかなってしまうと「さて、次は何をやろうか」といった感じです。

 仕事が終わってからの勉強をやめようとは全く思いませんが、どうやったら年収を上げられるのかがあまり見えていない状態です。

 今までは一介のエンジニアとして個人スキルを愚直に上げていけばよかったものの、アラサーでいい年になった今、どちらかといえばプレイヤーとしてのスキルよりもマネージャーとしてのスキルの方がより求められていくのを肌でひしひしと感じます。

 とはいえ、これもまだ転職して新しい会社に入ったばかりなので次の道が見えないだけかもしれませんね。しばらく仕事を続けてみて、自分の業務が客観的に見えるようになればまた新しい活路が見いだせるのかもしれません。

 それまでは前々からやりたいなと思っていた簿記3級やFP3級の勉強などをしていこうと思います。アラサーになっても社会のお金周りの知識がないことがかねてからコンプレックスで、これを機に一度頭に入れてみます。あくまでも基本的なところが分ければいいと思っているので簿記もFPも3級にします。もし興味が出てくれば更に勉強するでしょう。

 向こう半年から1年ぐらいは自分のしたかった勉強をひとつひとつこなしていこうと思います。



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